内容説明
わが国の基層文化は縄文にあった。縄文文化をかたちから読み解き、新しい考古学・歴史学が始まる。自然界の動植物に現れている幾何学文様やかたちこそ、生命誕生と宇宙創世の謎を解くキーワード。
目次
惰1章 わが国の基層文化は縄文にあった
第2章 豆粒文土器から始まる縄文文明
第3章 斜格子文の幾何学
第4章 縄文前期の浅鉢に描かれる文様の意味
第5章 眼形の幾何学
第6章 しめ縄の幾何学
第7章 ひょうたん形の幾何学
第8章 縄文人の最高傑作 双眼 の造形
第9章 180度反転の意味
第10章 七宝文の幾何学
第11章 縄文人の発想法
第12章 縄文時代から弥生時代へ
第13章 吉備と出雲を結ぶ特殊器台・特殊壺
第14章 記紀神話に隠されているかたち
第15章 橘という字は不思議な字である
第16章 前方後円墳の創出
縄文が世界を救う
著者等紹介
大谷幸市[オオタニコウイチ]
1943年名古屋に生まれ、小学4年まで渥美半島で過ごす。高校2年の春、腰椎カリエスを宣告される。しかし、2年で治癒。大学進学はあきらめ、九死に一生を得る想いで社会復帰の夢が叶う。小川光三氏の「太陽の道」説に惹かれ、39歳の時、『古代史を解く三角形』(中日出版、1982)を出版。これを機に双曲・楕円図形に基づく縄文の歴史究明に邁進(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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