- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(海外)
内容説明
唐・突厥・ペルシャ・ビザンツが覇権を競うなか、西域高昌国の存亡を前にソグド人兄弟の交錯する生き方を描く。
著者等紹介
五十嵐力[イガラシツトム]
1971年日本交通公社入社(現JTB)、ニューヨーク支店長、JTBアジア社長、JTB執行役員(中国事業担当)を経て2009年退社。2011年帝京大学経済学部教授、2016年退任。現在UNWTO(国連世界観光機関)のTourism Expert(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
7
著者は作家や学者ではなく、JTB出身のツーリズムのプロ。それゆえか、ユーラシア大陸を広範囲にカバーする物語を、シンプルな地理感覚を持ちながら読むことができた。隋から唐に変わった中国王朝、東西突厥の内紛、西のペルシャとビザンチン、その中で立ち位置を探る西域の漢人の小国である高昌国とソグド商人。彼らの織り成すドラマに、玄奘やキジル石窟、楼蘭なんかをうまい具合に取り入れて、興味をそそられる小説になっていた。この方面が好きな人は、読んで損はないと思うよ。2023/06/06
-
- 和書
- ほっとする論語70