内容説明
日本のルーツを探る。しかも、あなた自身の心の奥に!「日本的人間性」の基底構造を凝視し、世界の前に日本の客観化を目論む…みそぎ、能、わび・さび、粋、芸者、武士道、まごころ主義、集団主義、一億総中流意識、カッコヨサの美学、新人類現象などのすべてが一繋がりのものと見えてくる。では、著者の説く認識への道を始めよう。これをしっかりやると日本の文化が根っこから把握され、自分の体が軽くなって別人になったように感ずることさえある。近代以降、地球の技術文明化の下で、世界の国々の一様化が進みつつあるが、日本はその中では強みを持つと共に、問題性を指摘されてもいる(本書第一・二部参照)。第三部に於いても、それへの対応を考え合わせ、また日本と世界の未来戦略を瞥見する。
目次
第1部(「日本的集団意識」の設定と確認;「日本的集団意識」の起源と本質;日本的精神としての「こころ」 ほか)
第2部(第二部のあとがき)
第3部(箏曲の活用)
著者等紹介
徳武邦男[トクタケクニオ]
1929年、長野県に生まれる。旧制松本高等学校、京都大学卒業後、東京の化学系企業に勤める(1952~1993年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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