内容説明
憲法29条に目線を置き、NHKの受信料・受信規約及び平成29年12月6日受信料に関する最高裁判所大法廷が出した判決を検証し、NHKの受信料・受信規約を斬る。
目次
第1章 序章―検証するにあたって(受信料への疑問;法64条1項が規定する受信設備と平成29年最高裁判決について;受信規約と受信契約に関する平成29年最高裁判決について ほか)
第2章 各論に関する検証(受信設備に関する検証;憲法29条、受信料、平成29年最高裁判決の関係についての検証;受信規約と受信料に関する検証 ほか)
第3章 平成29年最高裁判決に関する検証(行政機関に意見を求め、その意見論述の大半を当該判決に引用していることについての検証;争点となっている憲法の当該条項を解析せず判決を出していることについての検証;受信設備(テレビ等)に関する現状認識をせずに法64条1項及び2項・3項を解釈していることについての検証 ほか)
第4章 検証を終えて
著者等紹介
峰荘太郎[ミネソウタロウ]
1949年6月生まれ、熊本県出身。1970年4月大阪府警察官を拝命、2004年3月同府警察警視に昇任、2010年3月同府警察勇退。2010年4月病院を運営する医療法人へ入職。峰荘太郎はペンネーム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぱぱちん
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タイトルでは「受信料を斬る」とあるが、中身は各裁判所の判決に対する反論を1冊の本にまとめたものとなっている。判決の矛盾点や疑問点などは裁判の記録的な言い回しのため、非常にわかりにくい言葉使いとなっている。この人は契約したが不払いのため裁判を行ったようで、最初から払っていないわけではない。まぁどんなに矛盾点を指摘しても裁判で争っても国の政策である以上は勝つことは難しいという結論だった。デジタル化、サブスクリプション化が当たり前の時代で強制徴収制度はいつまで続くんだろうか?2020/11/08