内容説明
増え続ける乳癌に対抗してホルモン療法で長生きしよう!乳癌は4~5のタイプがあり、ホルモン療法、化学療法、分子標的治療の効果はそれぞれ違う。乳癌の4分の3以上はホルモン療法が効きやすいホルモンレセプター陽性の乳癌であり、最近増加している。手術後のホルモン療法により、再発のリスクが50%低下し、死亡のリスクが3分の1低下する。ホルモン療法を中心に、治療の意思決定に役立つ最新の情報を詳述。
目次
乳癌とは
乳癌に影響するホルモンの基礎知識
乳癌のホルモン療法の歴史
どのような乳癌がホルモン療法に有効であるか?―乳癌のホルモンレセプター
ホルモン耐性―なぜホルモン療法は無効になるのか?無効となった時にはどうすればよいか?
乳癌のサブタイプ
乳癌の全身療法の薬剤
乳癌の術後補助療法
閉経前乳癌患者に対する術後補助療法
閉経後乳癌患者に対する術後補助療法
ネオアジュバント治療(術前治療)
術後補助ホルモン療法の副作用
乳癌患者の術後の長期間に生じる問題と対処
再発乳癌の治療―乳癌が再発したらどうしたらよいか
再発乳癌の治療選択―どのような治療を選ぶか
特定の臓器に転移した乳癌の特徴と治療
著者等紹介
野村雍夫[ノムラヤスオ]
九州大学医学部大学院卒業、九州大学医学部第2外科講師、国立病院九州がんセンター、にゅうわ会及川病院顧問日本乳癌学会(元評議員、元理事、初代編集委員長)、名誉会員、日本癌学会(元評議員)、日本癌治療学会(元評議員)、日本外科学会(元評議員、元指導医)、EBCTCG(Early Breast Cancer Trialists’ Collaborative Group)のExecutive Committee Member、ATLAS Trial(Adjuvant Tamoxifen Longer Against Shorter)のNational Coordinator of Japanなどを歴任
及川達司[オイカワタツジ]
広島大学医学部大学院卒業、広島大学原爆放射線医学研究所・外科部門、福岡大学医学部外科講師を経て、にゅうわ会及川病院理事長・院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。