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内容説明
今日、苦しめられている中国少数民族。その原点が大戦間期にあった!大戦間期の中国少数民族の歴史を検証し、その「独立志向性」を実証する。
目次
第1章 モンゴル人(内モンゴルのモンゴル人)
第2章 チベット人(西康・青海のチベット人;チベットのチベット人)
第3章 ウイグル人(新疆のウイグル人)
第4章 回人(寧夏の回人)
著者等紹介
寺島英明[テラシマヒデアキ]
近現代史研究家。1952年兵庫県宝塚市生まれ。東京教育大学文学部史学科東洋史学専攻卒業後、筑波大学大学院歴史・人類学研究科(史学)博士課程を単位取得退学。2013年3月まで千葉県和洋国府台女子中学校・高等学校で、社会科教諭。専門はモンゴル近・現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Sapporo Shiojiri
2
若干過激かつ大きなタイトルだが、初出が学術雑誌だったり大学の先生の退職記念論文集だったりするのでお堅い内容。地域としてのチベットは、今のチベット自治区より広く西康(カム)と青海(アムド)など含んだこと等、ようやく理解出来た気がした。あと先代のダライ・ラマ(13世)がかなりイギリスに接近した人だったこと、2番目に地位が高いパンチェン・ラマは国民政府よりで1929年には蒙蔵委員会委員、1932年にはモンゴルの宣撫の役を務め、最終的にチベットに戻れず青海でなくなってしまうなど、初めて知ることばかりだった。2020/12/25