内容説明
「第4次産業革命」により製造業は一変、「人工知能とロボット」で社会は急転回、「少子化を上回る雇用圧縮」の傾向加速―そんな時代が迫っている!これにどう対応すべきか?
目次
選挙後のアメリカの変貌(トランプでは「世紀の課題」は解決しない;全世界を揺るがし始めた『反グローバリズム』;反グローバリズムの嵐はヨーロッパでも変わらない ほか)
要約編(第4次産業革命や自動運転車について;旺盛なバイタリティを失った日本経済;将来一体どんな社会が実現するのか? ほか)
分析編(第4次産業革命と日本の将来;第4次産業革命を進めているドイツ;産業革命を推進しつつあるアメリカ ほか)
著者等紹介
白岩禮三[シライワレイゾウ]
九州大学大学院経済学研究科を経て神戸製鋼所に入社し定年まで勤務。5年間のヨーロッパ駐在をも含め、今までに訪問した国は100カ国にのぼる。その上に主要国のdata baseから常時情報を入手しており、世界各国の事情を絶えず追い求めている。定年後は東京理科大学の先端技術講座を履修後、信州大学経済学部の講師となり、産業構造論と国際比較論を担当。60歳以降は専らleading産業であるelectronics産業と自動車産業に特化しながら世界の動向を見守ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新父帰る
4
議論好きな知人からプレゼントされた本。著者は「失われた20年」を予言した人。本書は第4次産業革命によってこれからの20年後を予想。その革命とはインターネット、AI,ロボットの三大中核技術を駆使して新興諸国に侵食された業務(製造業)を再び自国(先進諸国)に取り戻す運動。これによって製造業に従事している単純労働者の殆どが職を失う。グローバリズムの反動である。その革命の最先端を走っているのがアメリカ、次にドイツ、そして中国、猛追しているのがインド。日本は後塵を拝している。トランプの経済政策は1,2年後に破綻と。2017/01/03