目次
第1章 義仲の快進撃
第2章 平家の都落ち
第3章 孤独な風雲児・義仲
第4章 一谷の合戦
第5章 重衡、維盛の最期
第6章 屋島の戦い
第7章 壇ノ浦の戦い
第8章 義経の栄光と挫折
おわりに 平家潅頂巻 壇ノ浦で生き残った平徳子の往生
著者等紹介
木村耕一[キムラコウイチ]
昭和34年、富山県生まれ。富山大学人文学部中退。エッセイスト
黒澤葵[クロサワアオイ]
平成元年、兵庫県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。日本画専攻。イラスト・マンガ制作をする日々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
38
人が仕掛ける欲のため、不安のため、そんな争いは本当に愚かだ。自らの命を惜しみながら相手の命を軽んじて、自らの身内の死に嘆きながら相手の身内を手にかける。醜くて終わりの見えない絶望の連鎖。指導者に想像力が少しでもあれば、平家にとってはこんな悲劇は起きなかったのではないか。源氏に至ってはなりふり構わない勝利を積み上げたことで、物事の本質を見誤ってしまったのではないか。平氏政権の失墜によりもたらされた個々の嘆きが憎しみがどこまでも胸に迫る。終焉の巻。古典をじっくりと味わうことで時代の潮目を感じることができた。2025/09/01
虹色
23
清盛亡き後、木曽義仲(源義仲)との戦、倶利伽羅峠から始まる。市谷の合戦、屋島の戦い、壇ノ浦の戦い、また、義仲、重盛の長男で嫡流の維盛、斎藤実盛、源義経などそれぞれの忠義やむなしさ、生き方などが描かれ、分かりやすかった。傲慢と言われた平家の中で、嫡流とはいえ、人格者の重盛、舞の名手であり容貌美麗だった維盛、その息子で結局は命を取られることになる六代は印象的。平家没後も同じように、時代は流れ「その時の人」は出現する。続けて3冊、レベルにあった良い読書でした。2026/04/11
eg
18
シリーズ3で、ついに完結してしまった。。木村耕一さんの平家物語は解説や系図などが途中途中にあったりするので読んでいて混乱する事もなく比較的わかりやすかったです。シリーズ通して感銘を受けたのは斎藤実盛の生き方、行動が終始かっこよかった。斎藤実盛の兜と直垂をこの目で見たい!!また違う方の平家物語も読みたいなぁ。。2020/06/01
メープル
16
3巻、登場人物がだんだんわからなくなり息子に解説してもらいながら、なんとか読了。それぞれの気持ちを考えると、心が苦しくなる場面も多かった。全く知らなかった「平家物語」をぼんやりとでも知る事ができて良かった。2022/02/28
カピバラ
16
二巻に引き続き戦で、老若男女が次々に命を失っていくさまに、虚しさと悔しさを感じます。敵陣の年の頃16、7の少年の首をとらねばならなかった武者の迷いと葛藤も描かれていました。自分の息子と変わらね年の子。この子の親はどれ程悲しむことだろう。それでも自分が討たねば後ろからやって来ている仲間の誰かが討つ。それならば自分の手で討ち弔ってやろう。苦しい‥。争いの絶えない時代の中でも人と人の情深い繋がりにしみじみさせられる場面もありました。意訳で読めてよかったです。でなければ、一生読めなかったかもしれません。2021/02/03




