内容説明
『三国志』の英雄たちには、逆風、逆境が次々に押し寄せる。それでも屈せず、嵐に向かって突き進む潔さは、心地よい感動を与えてくれる。劉玄徳、曹操に続き、呉に立った孫策も同じだった。十七歳の時に父が戦死し、国が崩壊してしまう。全てを失った孫策は諸国を流浪する。しかし、平和な日々に、忠義な家臣が諌言する。「温床に甘えてはいけません。あなたを甘やかすもの、愛撫するもの、美衣美食、贅沢な生活。すべてあなたの青春を弱める敵です」青春二十一歳、燃える孫策は、「何不自由もない今の温床を脱して、生きがいのある苦難と闘う時代の子」になると決意。わずか兵三千を借りて進撃し、次々に江東江南八十一州を治め、呉の基盤を築いたのであった。
著者等紹介
吉川英治[ヨシカワエイジ]
明治25年(1892)~昭和37年(1962)。神奈川県生まれ。本名、英次。家運の傾きにより、11歳で小学校を中退。さまざまな職を転々とし、社会の辛酸を舐める。18歳、苦学を覚悟して上京。29歳、東京毎夕新聞社に入社。翌年、初の新聞小説『親鸞記』の連載を開始。31歳、関東大震災に遭遇したことをきっかけに、作家活動に専念。『剣難女難』『鳴門秘帖』などで、たちまち人気作家へ。43歳、朝日新聞に『宮本武蔵』の連載を開始。爆発的な人気を得て、国民文学作家の地位を不動にする。翌年、70歳で、この世を去る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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虎ボルタ
2
三國志、としてはいよいよ面白くなってきました。この巻では呂布が墜ちる直前まで。まだ孔明も出てきてないし、蜀はおろか呉も成立してるのかしてないのか微妙な時点ではあるけれど、役者が揃ってきた感がある。物語の本筋とは関係ないが、閑話休題=それはさておきと読みがな振ってあったのが面白かった。2022/07/17
potisuke
2
夏侯惇が矢にあたり目玉に刺さり、引き抜き食するところは、夏侯惇の男たるところなのか変態なのか、わからないところである。呂布が追い詰められ、陳宮も諦め、呂布に対しても諦めている。第4巻では、とうとう呂布の最後が読めるんでしょう。月一で新刊が読める吉川英治三国志、ワクワクします。2016/08/18




