昭和オカルト前史研究読本

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784866251899
  • NDC分類 147
  • Cコード C0040

出版社内容情報

心霊写真、超能力、占い、予言、空飛ぶ円盤、怪奇現象、古代史……現在の都市伝説ブームにつながる昭和オカルトの源流を探る。1970年代以前のオカルトも熱かった! 少年雑誌の怪奇記事、交霊実験、神・霊からのメッセージとラジオ放送、異星人による地球人救済計画、雪男探検、聖書・仏典とオカルト、アトランティスとレムリア……昭和40年代オカルトブーム誕生前のプレ昭和オカルトの楽しみ方を紹介!



[目次より]

◎昭和オカルト前史研究序説(原田実)

■第1章 超能力・占い・心霊・予言

◎中岡俊哉――怪奇と恐怖のウルトラ怪人物スリラー画報!(幕張本郷猛)

◎霊的現象や超能力と電子工学(原田実)

◎西他石の心霊現象研究と昭和オカルト(藤野七穂)

◎日本でのブーム以前、欧米で「恐怖の大王」はどう解釈されたか(山津寿丸)

■第2章 UFO・UMA

◎アーノルド事件以前の先駆的コンタクティーたち(小山田浩史)

◎UMAというジャンルを定着させた小畠郁生(原田実)

◎斎藤守弘――科学と空想の境目に咲いた前衛科学の華(幕張本郷猛)

◎日本の超常研究の生き証人にして、生きるレジェンド・南山宏(羽仁礼)

◎『逃げろツチノコ』前史――未確認動物史における潜流(黄之瀬寛朗)

◎雪男探検史――学術探検から「夢」の探求へ(黄之瀬寛朗)

◎コラム UFO、心霊、そしてSFへ――昭和プレオカルト古書の世界(中根ユウサク)

■第3章 オカルト・精神世界・古代史

◎オカルト批判の先駆的人物だった沖野岩三郎(原田実)

◎聖書や仏典とオカルトを結びつけた山本佳人(原田実)

◎関口野薔薇と十菱麟――昭和30年代の精神世界の探究者たち(中根ユウサク)

◎日本=ユダヤ同祖論は英国=ユダヤ同祖論の輸入だったか(原田実)

◎吾郷清彦の神代文字研究と昭和オカルト(藤野七穂)

◎特別論考 日本超常現象懐疑派前史(皆神龍太郎)

◎昭和オカルト前史年表(本城達也)


【目次】

内容説明

心霊写真、超能力、占い、予言、空飛ぶ円盤、怪奇現象、古代史…現在のブームにつながる昭和オカルトの源流を探る。1970年代以前のオカルトも熱かった!

目次

第1章 心霊・超能力・占い・予言(中岡俊哉―怪奇と恐怖のウルトラ怪人物スリラー画報!;電子工学と昭和オカルト;西他石の心霊現象研究と昭和オカルト;日本でのブーム以前、欧米で恐怖の大王はどう解釈されたか)
第2章 UFO・UMA(プレ・コンタクティーたちの肖像;UMAというジャンルを定着させた小畠郁生;斎藤守弘―科学と空想の境目に咲いた前衛科学の華;南山宏は日本の超常研究の生き証人にして、生きるレジェンドである;『逃げろツチノコ』前史―未確認動物史における潜流;雪男探検史―学術探検から「夢」の探求へ)
第3章 オカルト・精神世界・古代史(オカルト批判の先駆的人物だった沖野岩三郎;聖書や仏典とオカルトを結びつけた山本佳人;関口野薔薇と十菱麟―昭和三〇年代の精神世界の探究者たち;日本=ユダヤ同祖論は英国=ユダヤ同祖論の輸入だったか;吾郷清彦の神代文字研究と昭和オカルト;特別論考 日本超常現象懐疑派前史 荒野に轍を刻むということ―余はいかにして超常懐疑主義信徒となりしか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

34
前著に続いて、70年代昭和オカルトブームに至るまでの前史を詳述。知られざる事実の掘り起こしが中心なので、ほぼ初めて知る内容だった。急にブームが起こったのではなく、そこに至るまでの長い助走期間があって、起こるべくして起こったとみるべきなのだろう。読み終わってあらためて思うことは、いかに人間はオカルトを想像以上に軽く信じてしまうのか、科学もまず全否定ありきで、真っ当な方法論で研究しようとしなかった(ヒマもなかった?)か、という点。各論を読んで納得してから、巻末の皆神氏の論考を読むと全体の構図がよく理解できる。2025/12/15

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