出版社内容情報
すべての国民が豊かに暮らせる社会を実現する「重み付け直接民主主義」とは?
ホッブズ、ルソーらの社会契約説と近代民主主義の関係、それを崩壊させようする自民党政治の実態、さらにスマホアプリひとつで実現できる「本当の民主主義」の実現方法まで…
民主主義の歴史と未来が「わずか3時間、100ページ」で学べるブックレット!
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本来の社会契約説から言うと、いまの日本の政治は民主主義ではなくなってしまっています。国会議員は自主的に投票することができなくなり、単なる党のための投票マシンとなってしまいました。(中略)こうしたおかしな政治状況を改善し、国民の手に主権を取り戻す最善の方法がインターネットを利用した「直接民主主義」です。ただ、これから私が提案したいのは、単なる一人1票の直接民主主義ではありません。その法案への直接的な関わり、影響の度合いによって票に差を設ける「重み付け直接民主主義」です。(本文より抜粋)
【目次】
第一章 社会契約説と近代民主主義
第二章 真の国民主権を実現する「重み付け直接民主主義」
第三章 スイスの事例に学ぶ「直接民主主義」
内容説明
本当の「民主主義」とは、法案の賛否によって影響を受ける人たちが、その影響の大きさに応じて投票権を行使して賛否を決める「直接民主主義」である。アプリ一つでそれらをすぐに実現する、具体的方策を提示する。
目次
第1章 社会契約説と近代民主主義(近代民主主義と市民;ホッブズの社会契約説;ロックの社会契約説 ほか)
第2章 真の国民主権を実現する「重み付け直接民主主義」(多数決という過半数総取り制度は正しいのか;民主主義と資本主義;大統領制と議院内閣制 ほか)
第3章 スイスの事例に学ぶ「直接民主主義」(先行するスイスの直接民主主義;チェック機能としての「直接民主主義」;まずは国民の政治参加意識の醸成から ほか)
著者等紹介
苫米地英人[トマベチヒデト]
認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、同CyLabフェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、早稲田大学研究院客員教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイエール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員などを歴任。また、晩年のルータイスの右腕として活動、ルータイスの支持により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「TPIE」、「PX2」、「TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルータイスと共に活動。現在もルータイスの遺言によりコーチング普及後継者として全世界で活動中。サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとしてPX2と並行して普及活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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