出版社内容情報
萱野稔人[カヤノトシヒト]
著・文・その他
内容説明
“世界”を新たな視点でとらえ、理解するための実践的哲学のススメ。フーコーからマルクス、シュミット、ロックらの名著を用い、混沌とした社会の問題を解説する哲学の入門書。
目次
権力の民衆化について
デフレから脱却するための一考察
中央銀行とは何か
なぜ日本のポストモダン思想は不毛だったのか?
本のアウラが消えていく時代
東アジアのパワーバランスの変化から日韓関係をとらえる必要性
中国における反日ナショナリズムの逆説について
中国発の金融危機ははたして起こるのか?
「カネ余り」の時代
民主主義の限界とは何か?命の平等主義を私たちはいつまで保持できるのか
空間とともに変容する政治のあり方
グローバル化をめぐって私たちが思考すべき逆説について
「統計学の勝利」の時代はどのような歴史のもとにあるのか?
憲法改正における哲学的合意について
慰安婦問題から見える「正義」の成立可能性について
監視されることよりも見られないことを恐れる時代
日本にとって食糧危機がひとごとではない理由
グローバリゼーションのもとでなぜ領土問題が激化しているのか
アメリカの覇権のあとに何がくるのか?
著者等紹介
萱野稔人[カヤノトシヒト]
1970年生まれ。哲学者。津田塾大学教授。パリ第10大学大学院哲学科博士課程修了。博士(哲学)。哲学に軸足を置きながら現代社会の問題を幅広く論じる。大学での教育・研究活動のかたわら、衆議院選挙制度に関する調査会委員、TBSテレビ番組審議会委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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