内容説明
わかりみが深い。あの発言、メタい。ちょっと待った!例文を頼む!言語学者の父が娘たちと繰り広げる“謎な日本語の世界”。
目次
第1章 若者名詞
第2章 若者造語
第3章 若者略語
第4章 若者形容詞
第5章 若者動詞
第6章 若者構文
第7章 若者副詞
第8章 若者接続詞・若者感動詞
著者等紹介
石黒圭[イシグロケイ]
国立国語研究所教授、総合研究大学院大学教授、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論。1999年に一橋大学留学生センター専任講師、2004年に同助(准)教授、2013年に一橋大学国際教育センター・言語社会研究科教授を経て現職
石黒愛[イシグロアイ]
首都圏にある某大学文系学部に通う大学2年生。石黒家の三姉妹の長女(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャッピー
28
家族の会話で出てくる若者言葉を研究者の父親が大学生筆頭の三姉妹に例文をあげながらレクチャーしてもらう。うちでもよく聞く言葉ばかり。「〇〇しか勝たん」「ありよりのあり」「とりま」「違くて」などなど。なんとなくの感覚で聞き流していたけど、こんなニュアンスで若者はつかっているのね。なかなかわかりみが深かった。2025/01/12
アカツキ
8
日本語研究者の父親・圭が女子大生の長女・愛を筆頭とする三姉妹が繰り出す若者言葉にすかさず食いつき、解説をした本。ほんわりした面白さで好き。父娘のほのぼのした会話に和む。私は若者ではないけれど気付けば使っているなという言葉が多かった。今年発売した本だけど、そこそこ知られていたり定着しつつある言葉を選んでいるのかな。父親がぴえんの顔文字を妙に癪に障る顔と言ったのには笑った。2024/12/19
チェアー
6
若者言葉のうちかなりのものは一時的に使われて「死語」となるだろう。しかし、市民権を得て、全世代で使われるようになる言葉もある。しばらく時間がたてば若者言葉から始まったという由来さえ忘れられ、この言葉がなかった時代の言い換えもわからなくなるだろう。それが言葉が変化していく、ということだ。人間の思考が変わるにつれ、言葉も変わるのだ。 2024/12/12
ganesha
4
50代の研究者が娘たちと会話形式でガチで、それな、メタいなど若者言葉を学ぶ一冊。神について、夕ご飯→晩ご飯→夜ご飯、テンパるなどの解説が興味深かった。ですですってそういえばよく聞くな。2024/12/01
言いたい放題
0
斜め読み2025/03/15
-
- 和書
- 警鐘!漢方保険診療