内容説明
コロナ禍による緊急事態宣言下の京都、オタク少年が形成された大阪、約束の地・神戸。訪れた先で、心はさまざまなものにさらわれ、さまよって動く。ADHDとASDを併発した文学研究者が訪れた先で心さらわれ、過去を思い起こし、日本各地を「旅」する現実と幻想が交錯する旅行記―。
目次
第1部 京都・解離・コロナ禍(この旅について;京都(一日目)
京都(二日目)
京都(三日目)
京都(四日目)
旅をおえて)
第2部 全国・嗜癖・人生を振りかえって(書く前に;大阪(1)―オタク少年形成史
大阪(2)―辺境としての西成
神戸(1)―約束の地
神戸(2)―沢渡さん
鳴戸
東京(A)
坂井、金沢、勝山、仙台、石巻
東京(B)箱根、真鶴、堺、尾道、宇部、下関、水俣)
著者等紹介
横道誠[ヨコミチマコト]
京都府立大学文学部准教授。1979年生まれ。大阪市出身。京都大学大学院人間・環境学研究科研究指導認定退学。文学博士(京都大学)。専門は、文学・当事者研究。最近は、余暇の多くを「発達仲間」との交流や自助グループの運営に充てている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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