内容説明
生きた植物の博物館と呼ばれる京都府立植物園。カリスマ名誉園長が語る!生存戦略、希少種、生育のウラ側。
目次
第1章 植物園で樹木学(ついに力尽きたレバノンスギ;歴史を知る木;植物学的大発見)
第2章 名誉園長と植物散歩(サクラ;トウオガタマ;エキウム・ウィルドプレッティー ほか)
第3章 植物でよむ『源氏物語』(山吹(ヤマブキ)
撫子(ナデシコ)
橘(タチバナ) ほか)
著者等紹介
松谷茂[マツタニシゲル]
京都府立植物園名誉園長/京都府立大学客員教授。1950年京都生まれ。京都府立大学農学部林学科卒。京都大学大学院農学研究科修士課程(森林生態学専攻)修了。1975年京都府庁入庁(農林部林務課)。京都府立植物園技術課長などを経て、2006年6月京都府立植物園園長就任。2010年定年により退職。同植物園初となる「名誉園長」の称号が贈られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽけっとももんが
15
京都には四年住んでいたのに京都府立植物園には行っていない。そもそも植物園にあまり行ったことがないことに今更ながら気がついた。今は暑いからなぁ、と言っていたら春と秋しか見られませんな。ショクダイオオコンニャクの成長記や源氏物語にでてくる植物の考察など、多岐にわたりあふれる植物愛を堪能。惜しむらくは一部写真がわかりにくいこと。「広ごり伏したる檀」と樹形について書いてあるのに写真は実だけ、残念すぎる。検索したけれどもわかりやすいものは見当たらず。「花は勝手に咲いてへんで、咲かせてんのやで」頭が下がります。2025/07/09
才谷
3
種まきから花が咲くまで30年、地植えできるまで木を育てて5年。普段目にはしないけれど植物園の裏のお仕事(植物園側からするとこっちが本業?)は大変だ。2022/06/01
愛の工場長
0
花は勝手に咲いていない。世界の花を咲かせることは恐ろしくむずかしい。世界の植物を「守り」「育て」「咲かせる」2024/01/30