内容説明
マスタードの花で畑一面が黄色に染まる春、小さい画面に豊かな世界が凝縮されている細密画、そしてビリヤニ鍋の蓋を開けた瞬間に部屋中に漂うスパイスの香り。インドの四季、歴史、食の扉がここに開く。ようこそ、おいしい暮らしへ。
目次
第1章 西欧文化の残香(チャイと紅茶;Curryと英国人 ほか)
第2章 インドに出会う(話し好きなインド人;インドのベジタリアン ほか)
第3章 インドを食べる(ライスプディングで思った事;スイーツ好きなインド人 ほか)
第4章 インドを巡る―北インド編(アートな壁画の村・ナワルガル;ジャイサルメールのカシューナッツカリー ほか)
巻末レシピ インドお家ごはん
著者等紹介
有沢小枝[アリサワサエ]
東京・麹町「アジャンタ」オーナー、アナンダ.J.ムールティと結婚。インド・チェンナイの家を拠点に、毎年ひと月ほどインド各地の食や文化、歴史遺産、民族工芸、舞踊、アートなどを訪ねるツアーをしている。ブログ「インドのお家ごはん」も好評。自宅では不定期に料理教室も開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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なにょう
13
知っているようで知らないインドのお話。最近、本場インドのカレーを出すお店は増えてきたけど。★副題が北インドとあるのは北インドめぐりの旅を強調したかったのかしらん?日印の混血の旦那さんのふるさとは南インドである。半分か3分の2は南インドの印象を記したもののように見受ける。文章は読みにくいんだが、在印邦人も少なくないわりに、インドの日常を紹介したものはなかなかない。★トマトやナスや生姜が大好きなインド人てことがわかった。夏本番、カレーが食べたい。2021/07/22
in medio tutissimus ibis.
1
インドグルメ時々旅行記。チキンティッカマサラ(「イギリス料理」らしい)とかビリヤニ(炊き込みごはん)はともかくライスプディング(牛乳で炊いた甘いご飯? 想像もつかん…)だとかグラブジャムン(世界一甘い、らしい)みたいな写真ですらお目にかかったこともない代物では、ちょっと想像力の限界を感じる。逆に、ナスだの胡瓜だのトマトだのレモンだのはインドでも食べるし、何ならそう日本での使い方と大きく違わないというのを見るとちゃんとわかるのでうれしい。まあ実際目にすると香辛料の使い方とかでエキゾチックに感じるんだろうけど2022/04/21