内容説明
「ゆえに」「ならば」「である」「がある」が導く、思考、言語、日常についての驚き!「哲学としての論理学」が抽象的/具体的な驚愕の世界を浮き上がらせる。
目次
第1章 「ゆえに…」の力―「論理」の呪力が人を金縛りにする?(「当たり前」に対する驚き;「規範学」としての論理学;形式への着目;「必然性」の証明;トートロジーと矛盾式)
第2章 「…ならば」の正体―晴れた日にレインコートを着る子は良い子?悪い子?(真理表;「…ならば」の真理表;「実質案件法」の問題点;「厳密条件法」の問題点)
第3章 「…である」の色々―赤いものは青いものよりも橙のものに似ている?(「…である」の主題中立性;「…である」の一般化;「確定者」と「確定可能者」;メレオロジー;「what it is」と「how it is」)
第4章 「…がある」の罠―存在しないものが存在する?(神の存在証明;非存在者の存在証明;現代論理学における「存在」;「存在する」の悪循環;「存在する」の多義性;「端的存在」の存在論)
著者等紹介
加地大介[カチダイスケ]
1960年、愛知県に生まれる。1983年、東京大学教養学部(科学史科学哲学分科)卒業。1989年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程(哲学専攻)単位取得退学。2007‐8年、ニューヨーク大学、ダラム大学(いずれも哲学科)客員研究員。現在、埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授。博士(文学)。専門は分析形而上学および哲学的論理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Haruki