出版社内容情報
人が悩み苦しみ、必死になった時、人生の「節目」が生まれる。節目は成長の時である。本書は、節目の時を乗り越えて行く力の大切さを説く人生論。 人生が思い通りにいったら味気ない、思い通りにいかず悩み、苦しみ、迷うところに人生の醍醐味があるのだと著者は語る。人が悩み、苦しみ、必死になると人生に節目が生まれる。多く苦しみ、真剣に生きた人には数々の節目ができる。それはその人の人間らしさでもあるし、強さでもある。その強さは、細く弱そうに見える竹が、樹木よりもしなやかで強いのと似ている。嵐に遭っても、風に逆らわず、風に素直に反応し、風とともに生き、平然とやりすごす。同じように節目の多い人ほど逆境や変化に強い。節目は人の精神生活を変化に富んだ豊かなものにする。だから節目の時を「つらい」「苦しい」と捉えず、「成長の過程」「よりよく生きるためのバネ」と考えるプラス志向でとらえ、この時しかない今を大切に生きてほしい??。エッソ石油副社長を経験した著者は定年を2年後に控えた時禅門に入り、得度した。ビジネスの世界も知り尽くした著者が伝授する生き方の極意。
内容説明
悩み、悲しみ、苦しむ。思い通りにいかない人生だからこそ、人は成長し、本当の深い喜びを得る。
目次
第1章 「いのち」とは…
第2章 私の最大の人生の節目
第3章 相田みつを先生との出会い
第4章 人生は苦である。だからこそ感動がある
第5章 善縁に随って
第6章 無常を思うとき
第7章 生死を見つめて
第8章 いのちある限り
第9章 生きがいとは