内容説明
どうしてそうなるのか、どうやったら解消できるのか、きちんと知って、きちんと治す。パニック発作に効く方法を、わかりやすく解説!
目次
1 「アレがまた起こったら…」―私だけじゃない、みんな不安と闘っていた!
2 「なぜ電車に乗れなくなってしまったの?」―私がそうなった理由って?
3 「電車に乗れないのは病気だったから!」―パニック障害という病気
4 「電車に乗れる日はくるの?」―パニック障害からの脱出
5 「もうパニックも怖くない」―毎日を不安なくすごすためのヒント
6 「パニック障害があっても、人生は楽しい!」―「気がついたら忘れてた」になるために
著者等紹介
松本桂樹[マツモトケイキ]
東京学芸大学大学院教育学研究科修了。都内の精神科クリニック勤務を経て、現在、株式会社ジャパンEAPシステムズ代表取締役社長。EAPコンサルタントとして、主に勤労者の相談業務を行っている。臨床心理士、精神保健福祉士、公認心理師、1級キャリアコンサルティング技能士の資格を持ち、お茶の水女子大学・法政大学大学院にて兼任講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
105
パニックといっても百人百様。人と社会の関わり方もみな違う。だからパニックを完全に回避は難しい。この本ではそんなパニック障害の事例とパニックになった時の対応の仕方や考え方のヒントを主に書かれている。都会の満員電車に乗ったことがあるけれど見知らぬ他人が自分のすぐ真横にいて押し合いへし合い。これを朝夕2セットやってパニックにならないほうが不思議。日本の交通事情といえばそうだけど自分でなんとかしようとするのはむずかしいなあ。もし私が都会に住んでいたら間違いなくなっていると思った。パニック障害の方、ご自愛ください。2022/01/05
カール
25
パニック障害について知りたくて読みました。パニック障害には、電車に乗れない以外にもいろんな症状の出方がある事が分かり、高速道路を運転できない私の症状も、やはりパニック障害でした。怪しい気配を感じたら「気持ちはとても落ち着いている」と頭の中でゆっくりと繰り返すのが有効。2019/08/05
ズー
23
高校ぐらいから、その予兆はあってズルズル生きてきたけど、ついにコロナ禍やら色々あり、まさにまともに電車やバスに乗れなくなってきてしまって、こりゃまずいと読んでみる。パニック障害。ここまで酷くはないけれど、悪化したらなりそうだな。だってチェックシート高得点叩き出してるし😇すごい色々参考になった。ゆるい性格のはずだけど、確かにネガティブ思考だし、考えすぎる所、集中力がなく気が逸れてしまう所からきてるんだろなとか。少しずつ良くしていきたい。2021/10/14
G-dark
21
動悸、呼吸困難、吐き気、震え、しびれ、めまい、発汗、「このまま死んでしまうのではないか」という激しい不安。そうした様々な発作を繰り返し起こしてしまうのがパニック障害。この本には多くの症例が紹介されていて、一言で「パニック障害」と言っても一人ひとり症状が全く異なることがよく分かります。パニック障害以外にも電車に乗れなくなってしまう心の病気も紹介されているので、「最近何だか苦しい」と心身に異常を感じている方に読んでもらい、早期発見・早期治療をして欲しいです。2020/12/02
ジム
2
気の持ちようなんて軽く片付けられない。不安の根深さを感じる2019/08/09