内容説明
経済数字を読むための基本的な訓練を受けた方はほとんどいません。中学、高校でも習いませんし、少なくとも多くの大学の一般教養課程ではこの分野は手つかずです。だから、そこにある種のフェイク(一種のだまし、印象操作)があってもそれに気づけません。本書では、そうしたフェイクに惑わされずに経済数字を読む方法について、多くの事例をもとにわかりやすく解説しました。ニュースや情報の本質を見逃さない、騙されない、一生もののスキルを手に入れましょう!
目次
第1章 経済ニュースのこれホント、ウソ?
第2章 視点を変えれば見えてくる
第3章 データを分解する
第4章 データの限界を知る
第5章 データの前提条件を疑う
第6章 データの因果関係を疑う(旧常識から脱する)
著者等紹介
角川総一[カドカワソウイチ]
1949年、大阪生まれ。1974年3月、京都大学文学部中退。(株)金融データシステム代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奈良 楓
10
【◎】 ・ 作者紹介の内容が薄かったので不安になったが、経済データの見方の本ではかなりの良書。 ・ アベノミクスは政策があたったというよりは経済が回復基調の時に安倍政権になった、ということになるのでしょう。データに説得力があるため、良くあるアベノミクス批判本に比べると納得できた。2019/07/07
kaz
1
タイトルほどの内容とは思わないが、経済関連の数字でつい見過ごしてしまいそうな事象を取り上げて、異なる見方を紹介している。新聞の記事に流されがちになった頭をリセットするには役に立つ。 2020/04/05
yukioninaite
1
新聞を読むときにその記事を真実と思ってしまう人に読むべき本だと思います。私も新聞やらテレビ報道を鵜呑みにしてしまっていました。2019/07/09