出版社内容情報
本書は,スクールカウンセラーとして長年トラウマケアの実践や研究に携わってきた著者による,学校における「トラウマ・インフォームド・ケア(トラウマの理解に基づいた支援)」導入のための手引書です。
疫学的調査の結果から,わが国でもトラウマ体験をする子どもが少なくないことがわかっています。すべての子どもたちにとって安全安心な学校をつくるため,学校関係者がトラウマに関する知識や適切な対応方法,そして予防開発的支援について学ぶことが求められます。米国ではトラウマ・インフォームド・スクールとして実践されています。
本書では,トラウマとそのケアの基礎知識,学校における危機対応,トラウマ・インフォームド・ケアの導入について,多くの事例や先行研究を通してわかりやすく解説しました。トラウマに関する知見をスクールカウンセリングや学校経営に生かすヒントが盛り込まれています。
子どものこころの傷を癒し,その成長発達を促すために,SC,教師,養護教諭をはじめ学校教育に携わるすべての人々に読んでいただきたい一冊です。ダウンロード可能な教職員向けの心理教育資料付き。
内容説明
本書は、スクールカウンセラーとして長年トラウマケアの実践や研究に携わってきた著者による、学校における「トラウマ・インフォームド・ケア(トラウマの理解に基づいた支援)」導入のための手引書です。疫学的調査の結果から、わが国でもトラウマ体験をする子どもが少なくないことがわかっています。すべての子どもたちにとって安全安心な学校をつくるため、学校関係者がトラウマに関する知識や適切な対応方法、そして予防開発的支援について学ぶことが求められます。米国ではトラウマ・インフォームド・スクールとして実践されています。本書では、トラウマとそのケアの基礎知識、学校における危機対応、トラウマ・インフォームド・ケアの導入について、多くの事例や先行研究を通してわかりやすく解説しました。トラウマに関する知見をスクールカウンセリングや学校経営に生かすヒントが盛り込まれています。子どものこころの傷を癒し、その成長発達を促すために、SC、教師、養護教諭をはじめ学校教育に携わるすべての人々に読んでいただきたい一冊です。
目次
第1章 トラウマ体験とトラウマ反応
第2章 トラウマケア
第3章 学校におけるこころのケア
第4章 トラウマ・インフォームド・ケア
第5章 Q&A:しばしば聞かれる質問
第6章 資料
著者等紹介
卜部明[ウラベアキラ]
明治学院大学大学院文学研究科修了(心理学修士)。これまで主に教育領域で勤務。元大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター共同研究員。現在の所属は、相模原市教育委員会および国立音楽大学。公認心理師・臨床心理士。日本トラウマティック・ストレス学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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