内容説明
心理療法家・中釜洋子。東京大学教授として、統合的心理療法や家族援助・家族療法の分野で多大な功績を残し、多くの臨床家を育ててきた。2012年に急逝した。本書は、膨大な業績のなかから、中釜の教えを受けてきた4人が選りすぐりの論文を集めたものである。また中釜が行ったケースの逐語も収録。
目次
第1部 子どもと家族(文脈療法の現代的意味;家族心理学の立場からみた子どものこころの問題;思春期・青年期の障がい・問題行動と心理療法;家族における心理的不在のわりきれなさをめぐって)
第2部 事例からみるシステミックアプローチ(夫婦問題(カップル・カウンセリング)の事例研究
面接室の「内」と「外」
家族療法における言葉の使い方
夫婦間不和が認められる事例)
第3部 家族療法家を生きる(気持ちを伝えられない子どもたち―自己開示をためらわすもの;保護者とどう付き合うか?―家族療法の視点から;家族の視点からとらえた主体の危機と臨床;臨床実践のなかで家族はどのように扱われるか―家族療法を謳うカウンセリングルームからの発信)
第4部 実際の事例をめぐって(説き明かし・私の家族面接 初回面接の実際(オリエンテーション~面接))
付録
著者等紹介
中釜洋子[ナカガマヒロコ]
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。臨床心理士。東京都立大学人文学部、上智大学文学部助教授などを経て、東京大学大学院教育学研究科教授。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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