内容説明
この本は、児童精神科医が一般や初学者に向け、子どもの心の問題をわかりやすく解き明かした名著です。小倉は、多くの著作をもつ名医で、現在は子どもの心の問題を中心にした精神科クリニックを開設し、日本で初めての母子デイケアを併設するなど、80歳をすぎた現在でも旺盛な探求心と先進性をもって第一線で活躍をしています。この本は、そんな著者によって書かれた『こころの世界「私」はだれ?』(彩古書房)をもとに復刊にさいして多くの筆が入れられたものです。諸事情から長らく絶版になっていましたが、今もなお子どもの心の現実とその対応がよくわかる貴重な1冊として復刻をしました。
目次
心の健康とは
心の病気
症状の成り立ち
症状の意味
心の成長
子どもの遊びの意味
今日の社会
学校教育
子どもの成長
乳幼児の憂うつな状態
精神科への偏見
症例
精神科の治療
著者等紹介
小倉清[オグラキヨシ]
1932年生まれ。1958年、慶応義塾大学医学部卒。1959年~1967年、米国エール大学、メニンガークリニック留学。1967年より関東中央病院精神科勤務。1996年よりクリニックおぐら(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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