内容説明
本書は、高機能自閉症として生きる悩みや想いを存分に描き各界に衝撃を与えた自伝『変光星』『平行線』(ともに遠見書房で復刊)で知られる森口奈緒美さんの最新エッセイ集です。発達障害者がどんなことで悩み、困っているのか。どんな支援があったら助かるのか。当事者として長く発信を続けてきた著者ならではの考察は、若い発達障害者やその家族、支援者たちへの良きヒントとなるでしょう。鋭い視点とユーモアたっぷりに定型発達社会に物申す、当事者エッセイの真骨頂!
目次
自閉症者が本を出版するということ
診断、そして適切な支援と進路について
“性格を直す”ということ
努力するということ
私の受けたカウンセリングに関する考察
“迷惑”と「社会参加」
走るコンペイトウ
健常者の“ホンネ”
関わり方がわからない
言葉を話すということ〔ほか〕
著者等紹介
森口奈緒美[モリグチナオミ]
自閉症当事者・作家。1963年、福岡県生まれ。幼少期より転勤族の父親についていき、全国各地をわたりあるく。1996年に日本で初めての自閉症当事者による手記『変光星』を発表。以降、自閉症の当事者としてさまざまな提言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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