内容説明
自己啓発のイメージが強いアドラー心理学。ですが、アドラーは今でいう児童相談所を世界で初めて開設し、教育と医療と地域社会との協働的なアプローチを行なった生粋の臨床家でした。そのアドラーの本質に立ち返り、使える臨床思想+技法としての「臨床アドラー心理学」を詳しく書きました。
目次
第1章 ものの見方
第2章 関わり方
第3章 見立て
第4章 介入
第5章 連携
第6章 Q&A
第7章 座談会「臨床アドラー心理学のすすめ」
著者等紹介
八巻秀[ヤマキシュウ]
1963年、岩手県生まれ。東京理科大学理学部卒業、駒澤大学大学院人文科学研究科心理学専攻修了。臨床心理士、指導催眠士。現在、駒澤大学文学部心理学科教授、やまき心理臨床オフィス代表
深沢孝之[フカサワタカユキ]
1965年、山梨県生まれ。早稲田大学第一文学部心理学専修卒業。人間総合科学大学大学院人間総合科学研究科心身健康科学専攻修了。臨床心理士、臨床発達心理士、シニアアドラー・カウンセラー。現在、心理臨床オフィス・ルーエ代表
鈴木義也[スズキヨシヤ]
国際基督教大学大学院教育学科教育心理専攻博士前期課程修了。臨床心理士、学校心理士。現在、東洋学園大学人間科学部人間科学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文々
2
アドラー心理学について。。。表紙から一般の私でも読めるかなと思って手に取ってみたけれど、専門書だった。読むのが難しいわけではなかったけれど全然理解が出来なかった……読むというよりは目を通すという感じ。次は一般向けのものを読もうと思う。2020/02/25
ざむざむ
0
先生たちのコメント入りで、すごく親近感がわく! 事例が入ってるのがよかった。 2021/02/19
ゆう@公認心理師
0
心理臨床に必要なのは援助技術以上に「人間観」 治療的楽観主義 アドラー観が少しわかる。 アドラー本でさらに深掘りしたくなる。2019/05/15