内容説明
近年、不登校やひきこもり、介護のために長時間家を離れられない人などに向けた、セラピストがクライエントの家へ赴いて行う訪問型カウンセリングへのニーズが高まっている。本書は、2001年10月に訪問カウンセリングを主な業務としてE・R・Iカウンセリングルームを開設した著者が14年間の実践を振り返り、初回アセスメントや治療構造、安全性、料金など、来談型カウンセリングと訪問型カウンセリングの違いを詳細に考察した。
目次
第1部 理論編(訪問カウンセリングの現状;対象と治療構造;訪問カウンセリングのキーポイント)
第2部 実践編(E・R・Iカウンセリングルームの構造;初学者の立場での訪問カウンセリング―ケースから学ぶ その1;訪問者の側の立場、経験、成長―ケースから学ぶ その2;共同作業という視点から―ケースから学ぶ その3;多様な訪問カウンセリング―ケースから学ぶ その4;まとめ)
著者等紹介
寺沢英理子[テラサワエリコ]
1959年札幌生まれ。臨床心理士、広島国際大学大学院心理科学研究科教授。1988年新潟大学大学院教育学研究科修了後、新潟大学医学部附属病院精神医学教室研修生を経て、東京大学医学部附属病院分院神経科にて勤務。その後の分院統合によって2001年から東京大学医学部付属病院精神科非常勤心理職として2006年まで勤務。この間、メンタルクリニック、スクールカウンセラー、産業界など様々な分野で経験を積んだ。また、2001年にE・R・Iカウンセリングルームを開設。2005年から大学に勤務し始め、ルーテル学院大学、札幌学院大学を経て、2015年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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