内容説明
戦争・抑留体験を忘れ去ることなく生涯描き続けたシベリア帰りの画家香月泰男。その作品世界に真摯に向き合った心理療法家が見出したものとは―未来に語り継いでゆきたい魂の記録。
目次
第1部 なぜ香月泰男の『シベリヤ・シリーズ』なのか
第2部 香月泰男とその生涯(香月と世界―誕生、太陽、木、色、死、そして結婚;『シベリヤ・シリーズ』に描かれた四年半;制作再開から死まで)
第3部 表現と創造(「こちら」から「異界(向こう)」へ、そして再び「こちら」へ
「異界」が開くまで
沈黙の中で
表現と創造
シベリアを閉じる
コスモロジーの確立)
著者等紹介
山愛美[ヤマメグミ]
京都学園大学人文学部心理学科教授。博士(教育学)。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科修士課程修了、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。成安造形大学造形学部教授を経て2002年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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