内容説明
あとがない!!ねんてんさんはあせっている。80歳の大台にのるのだ。言葉と関わり、俳句と関わり、“口誦性”“片言性”を唱えてきた―。寄る年波を自覚しつつ、それを逆手に“跳び過ぎ”老人になるのだ!!もちろん老いと俳句の関係についての考察も、おさおさ怠りない、快進撃のエッセーである。
目次
1 老いの俳句(麥丘人とカタカナ語;俳句の老人問題;演じる時彦;賢明な老人はいや;老虚子の傑作;俳句の傑作について;発句派と俳句派;五七五の言葉の絵;言葉との体力勝負;意固地な片想い;あなたのお茶碗;老いの二例―誓子と信子;言葉の勢い;破格、反抗、新しさ;五七五の裏に何もない)
2 俳句のある場所(口語をころがして;モーロク俳句へ;作者を読むか、句を読むか;老人の俳句;俳句のある場所;俳句は問答)
著者等紹介
坪内稔典[ツボウチネンテン]
1944年(昭和19年)愛媛県に生まれる。1972年、立命館大学大学院文学研究科修士課程修了。京都教育大学、佛教大学名誉教授。大学時代、全国学生俳句連盟を結成。同人誌「日時計」「黄金海岸」を経て「現代俳句」を編集。個人誌から出発した俳句グループ「船団の会」(1985~2019)散在後、2023年「窓の会」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 獣医繁殖学 (第3版)