目次
第1章 近世の木食僧(木食観海―勧進と聖のはざまで;木喰行道―微笑仏の聖;木食観正―逃亡者としての旅;木食仏海―渚の聖;菅江真澄と木食)
第2章 村に入り来る民間宗教者(霊域を求めた民間宗教者たち;村に入り来る宗教的職能者―御師を中心にして;陰陽師指田摂津藤詮の旅)
第3章 庶民の霊地参詣と遊山(羽黒修験道と飯豊山信仰―道中日記が活写するみちのくの山岳信仰;善光寺道中日記を読む;武蔵野の戸隠講―江戸期農民の雨乞信仰;旧跡巡拝;奥州からの霊地参詣―富士・西国は、憧れの地、情報収集の地なのか;四国遍路・修験者の、文化・情報・技術交流―四国と南九州との関連から;東海道小田原周辺の練り歩き―女たちの盆踊りを中心に)