目次
本書の目的と概容
第1部 伝説をいかに捉えるか(柳田国男の伝説研究―『伝説』を中心として;折口信夫の伝説研究―「愛護若」を中心として)
第2部 弟橘媛入水譚を考える(『古事記』弟橘比売命入水譚研究史;『古事記』弟橘比売命入水譚1―「走水の海」を考える;『古事記』弟橘比売命入水譚2―海難説話を視点に据えて;『常陸国風土記』の倭武天皇と大橘比売命伝承―行方郡相鹿・大生里条を中心として;中世における日本武尊水難の話―『神明鏡』の海難説話をめぐって)
第3部 オトタチバナヒメ伝説を考える(オトタチバナヒメ伝説の分類;オトタチバナヒメ伝説の分布;オトタチバナヒメ伝説と祭り―千葉県富津市西大和田吾妻神社例大祭を事例として;船大工が伝えるオトタチバナヒメ―埼玉県寄居町末野の船下ろし儀礼をめぐって神奈川県横須賀市走水のヤマトタケルとオトタチバナヒメ伝説;オトタチバナヒメを祀る神社の伝承)
本書のまとめ
著者等紹介
入江英弥[イリエヒデヤ]
1959年11月東京都生まれ。1991年3月國學院大學大学院文学研究科日本文学専攻博士課程単位取得満期退学。現在、弘前学院大学文学部日本語・日本文学科、大学院文学研究科教授。専門は伝承文学と民俗学。文学と民俗学の両面から、ヤマトタケル伝承やオトタチバナヒメ伝承、源頼朝伝承などの研究に取り組む。また、『遠野物語』の叙述の仕方に関心を寄せる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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