目次
1 民俗学への誘い
2 ニソの杜と若狭の森神(ニソの杜と若狭の民間信仰;小さな森の祭り―若狭の森神信仰;モリサンと杜神呼び出し―樹木と民俗信仰;森の神の始原―ダイジョコとニソの杜の奇妙な関係 ほか)
3 若狭の国名と地名(若狭の語源をめぐって;若狭という風土と地名の課題)
4 祭りと年中行事(日本のお正月;来訪神・餅なし正月・門松;小浜市矢代の手杵祭―唐の王女の伝説にまつわる儀式;産小屋―浄穢観念にもとづく慣習 ほか)
5 伝承の力―若狭民俗私考
対談 民俗文化を見つめなおす
著者等紹介
金田久璋[カネダヒサアキ]
昭和18(1943)年9月22日、福井県三方郡美浜町(旧山東村)佐田に生まれる。曾祖父の松波資之(遊山)は幕末桂園派の歌人で、柳田国男の三兄井上通泰の師。福井県立敦賀高校を卒業後、郵政職員となり、民俗学者の谷川健一に師事して民俗学を学ぶ。この間、国立歴史民俗博物館共同研究員、国際日本文化研究センター共同研究員、日本地名研究所研究員、福井県文化財保護審議会委員・副会長、日本民俗学会評議員、わかさ美浜町誌編纂委員会委員長、福井民俗の会会長、若狭路文化研究会会長、敦賀短期大学非常勤講師などを歴任。『言問いとことほぎ』(思潮社)中日詩賞新人賞、『賜物』(土曜美術社出版販売、第19回小野十三郎賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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