出版社内容情報
犬は平安京の掃除人。人を食べる犬がいた。犬と会話はできるか??縄文時代から現在まで、犬と人間社会との交流を歴史的に辿っていく。 洋の東西を問わず、人間にとって最も身近な存在であった犬。▼犬が唯一の家畜であった縄文時代から、犬狩で追放された平安時代、「犬合わせ」すなわち闘犬が盛んであった鎌倉時代、犬追物がブームになった室町時代、南蛮犬が珍重された戦国時代、「犬公方」まで登場した江戸時代、軍用犬が初めて本格的に組織された近大まで、人間と歩んだ一万年の物語を時代に沿って明らかにしていく。さらに、「犬を食う人、人を食う犬」「海外からやってきた犬」「霊力・呪力・超能力をもつ犬」「犬の先祖は肉食獣」など、日本史上の犬にまつわるユニークなエピソードを多数掘り起こす。また、犬と人の共通の敵・狂犬病の歴史や、立耳・巻尾の理想的な日本在来犬の保存をめぐる話など、犬好きにとってこれだけは知っておきたい情報も満載。▼犬との関係は日本人の自然観をも映し出すという視点から、上っ面のペットブームに終始しない、日本における犬と人間社会との交流を丹念に描き出す一冊。 ●第1章 日本史への犬の登場 ●第2章 白い犬の幻想 ●第3章 平安京の犬のいる風景 ●第4章 犬と中世の武家社会 ●第5章 海外からやってきた犬 ●第6章 鷹狩をめぐる犬たちの明暗 ●第7章 犬公方と江戸の犬 ●第8章 犬を食う人、人を食う犬 ●第9章 犬の霊力・呪力・超能力 ●第10章 狂犬病は犬と人の共通の敵 ●第11章 消滅しかけた日本の犬の歴史
内容説明
洋の東西を問わず、人間にとって最も身近な存在であった犬。犬が唯一の家畜であった縄文時代から、犬狩で追放された平安時代、犬追物がブームになった室町時代、南蛮犬が珍重された戦国時代、「犬公方」まで登場した江戸時代、軍用犬が初めて本格的に組織された近代まで、本書では日本史上の犬にまつわるユニークなエピソードを多数掘り起こす。犬との関係は日本人の自然観をも映し出すという視点から、日本における犬と人間社会との交流を丹念に描き出す一冊。
目次
第1章 日本史への犬の登場
第2章 白い犬の幻想
第3章 平安京の犬のいる風景
第4章 犬と中世の武家社会
第5章 海外からやってきた犬
第6章 鷹狩をめぐる犬たちの明暗
第7章 犬公方と江戸の犬
第8章 犬を食う人、人を食う犬
第9章 犬の霊力・呪力・超能力
第10章 狂犬病は犬と人の共通の敵
第11章 消滅しかけた日本の犬の歴史
感想・レビュー
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に
Yoshiyuki Kobuna
takao
おらひらお
猿兎