内容説明
関西本線から優等列車が姿を消し、線路際を草木に被われた加太越えの鉄路。しかし柘植駅にある煉瓦積みの倉庫等、沿線には歴史を感じさせる構造物が今も散見される。また名古屋、大阪の近郊区間では通勤、通学路線に活路を見い出し活況を呈している。奈良駅では外国人観光客を見掛ける機会が多くなった。伝統の鉄道で繰り広げられた今昔の様子を写真、画像で楽しんでいただきたい。
目次
1章 名古屋~亀山―JR東海管内の電化区間を走る指定席がある特急、快速も登場
2章 亀山~加茂―二台運転の蒸気機関車が挑んだ加太越え、急行が行き交った幹線に急坂は今も続く
3章 加茂~JR難波―大和路と商都大阪を結ぶ、JR西日本管内の電化区間
著者等紹介
牧野和人[マキノカズト]
1962年、三重県生まれ。写真家。京都工芸繊維大学卒。幼少期より鉄道の撮影に親しむ。平成13年より生業として写真撮影、執筆業に取り組み、撮影会講師等を務める。企業広告、カレンダー、時刻表、旅行誌、趣味誌等に作品を多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たいそ
4
2020年。関西本線は子供の頃利用していた。「本線」な感じや名古屋に繋がっている感じはまったくなかった。法隆寺駅の旧駅舎、湊町の地上駅、王寺駅も橋上になったのを覚えているので自分も相当昔の人だ。ただ、奈良はあまり高い建物がなく遠くの山々は変わってないので車両が写ってなければ今もあまり景色が変わってないところもありそう。王寺の水害で東京の電車がそのままの色で走ったのはリアルタイムで経験してワクワクしていたが、災害やからな、そんな楽しそうにしてたらアカンで、と当時の自分に言いたい。2020/06/13
アーケロンのたまご
2
GOOD! お父さんが昔酔っぱらって乗り越したときに、奈良から乗せてもらって帰ってきた貨物列車の写真も楽しめた。2020/11/15