内容説明
「人間」ヒトラーの実像とは?ナチスはなぜ政権を獲得できたのか?ユダヤ人はなぜ大虐殺されたのか?世界大戦はなぜ起きたのか?ヒトラーの「愛」と「憎しみ」と「野望」を描く!鉤十字の旗のもとに集結せよ「邪悪な独裁者」といわれた男の生涯を描いた初めての歴史小説!
著者等紹介
濱田浩一郎[ハマダコウイチロウ]
1983年生まれ、兵庫県相生市出身。歴史学者、作家、評論家。皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。兵庫県立大学内播磨学研究所研究員・姫路日ノ本短期大学講師・姫路獨協大学講師を歴任。大阪観光大学観光学研究所客員研究員。現代社会の諸問題に歴史学を援用し迫り、解決策を提示する新進気鋭の研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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イトノコ
25
図書館本。一揆に失敗し逮捕されたヒトラー。しかし僅かな刑期で釈放されると、宣伝の天才であるゲッベルスと共に着々と国政に食い込んでいく。/アウトラインとしては話はわかるのだけど、何故ヒトラーかそこまでの支持を獲得できたのかがよくわからない。読んでいるとヒステリックなオッサンとしか思えないのだけど。共産主義やユダヤ人を排斥せよと言うだけで政策と言うほどの政策もないし。それだけ演説に人を惹きつける何かがあったと言う事だろうか。そんな言葉に力を感じる政治家、日本でみたことないから実感湧かないけどなぁ。2021/01/21
るっぴ
13
ヒトラーの話2。画家がだめで、演説が凄かったことは知っていた。2021/02/21
かい
4
面白い。ヒトラーの思想がどのように広がり、どのように首相の地位についたのか。クーデターを起こし、禁固刑を受けた。自身の思想を選ぶためには議会をも否定していたヒトラーが反ユダヤ、反共産主義にここまで固執するのは、一体何なんだろうと思う。しかし、女性を自分の思うがままに支配し、自殺にまで追い込んでしまう洗脳能力と支配心は、生い立ちや歪んだ社会からくる歪だったのだろうと思う。第三巻が待ち遠しい。2020/09/23