内容説明
辛亥革命から日中戦争終結まで、混乱の時代を太く短く生きた〓(しょう)星海。政治のための芸術と個人の芸術との間で葛藤するひとりの作曲家の生涯を、激動の中国近現代史とともに辿る。
目次
序章 中国近現代史への誘い/抗戦名曲「黄河大合唱」
第1章 生まれてから留学まで
第2章 パリ留学
第3章 救亡音楽運動家・〓星海の誕生
第4章 武漢から延安へ―「大合唱」の創出
第5章 「黄河大合唱」と入党
第6章 ソ連での彷徨と死
終章 芸術性と大衆性の間で/魯迅芸術学院の専門化・正規化から文芸座談会へ
著者等紹介
平居高志[ヒライタカシ]
1962年大阪府生まれ。1988年東北大学大学院文学研究科博士課程前期修了(中国学)。1989年より、宮城県県立高校教諭(国語科)。女川、石巻、仙台第一、水産の各校を経て、現在は塩釜高校に勤務。2017年東北大学・博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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