感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コガネイ桜
1
忠也派一刀流の使い手、伊賀同心の老武士山岡晋平は、月数回の門番の御役目の他、サツキ栽培を主な活計(たつき)とする。ある日、伊賀同心の友が殺され、その死の謎を探る中、晋平は伊賀衆の仲間達が長年腹の奥底にしまい込む伊賀衆としての矜持、裏の隠密御用との関わり、そして藩政での権力争いに端を発する火付けの企てを知る。自分同様、万年青(おもと)の栽培を主な活計とする、娘の嫁ぎ先の婿と協力、思いを果たす。言葉や行動の奥にある本当の思いを丁寧に解き明かす。古い言葉が多用され少々読みづらいが、それを含めて最後まで楽しめた。2025/07/27
ekoeko
1
娘婿の平太の隠されたお役目にビックリした。2025/07/05