- ホーム
- > 和書
- > コンピュータ
- > プログラミング
- > SE自己啓発・読み物
出版社内容情報
◆◆◆長期の維持管理を見据え◆◆◆
◆◆システム開発の死角を解消!◆◆
長期にわたるシステム運用保守・維持管理の品質やコスト効率等を担保するのは「運用設計」です。それはほかならぬ、開発フェーズの中で実施されます。インフラ構築やアプリケーション開発とは別に、それらの将来を見据えて行われる、もうひとつ大きな設計対象・設計技術があるのです。
本書では「システム運用」「運用設計」の全体像を捉えたうえで、構成要素一つ一つの設計内容を明示します。スケジューリング、バックアップ、バッチ運用、障害対応、セキュリティ保全、システム統制、ドキュメント管理等々、ITシステムのあらゆるオペレーションタスクを網羅し、豊富な図表を交えて体系的に整理しました。
今日の企業にとってシステム運用設計は、業務設計とも不可分であり、ITシステムの価値実現プロセスをデザインする活動だと言えます。本書を通じて、運用設計と運用開始後を、切れ目なく連続させましょう。
■本書の主な内容
本書は著者陣5名が、長年の実践経験から得た知見を持ち寄りました。結果的に、ざっと50社のシステム運用実績が、この1冊に反映されています。大きくは、以下の2つの基礎知識を網羅しています。
①システムの開発フェーズで行う「運用設計」において、予め検討しておくべき様々な事柄
②システムの維持管理・保守運用フェーズにおいて、長期間行い続ける様々な事柄
従って、①の開発者チームと、②の運用チームのメンバー、それぞれに役立つだけでなく、両者のスムースな連携を可能とします。さらに、開発と運用の両面からシステムの成長・変化に寄り添い続けるDevOpsの下地にもなります。ほかにも本書には以下のような特徴があります。
【対象読者】
・入社1~3年目くらいの若手SE
・システムの維持運用管理を1~2年経験したけれど、運用設計は未経験の方
・運用設計の本を読んだりしたものの、実際の運用業務は未経験の方
・インフラ運用、アプリ運用、業務運用までを網羅的・体系的に理解したい方
【前提とする知識】
・基本情報技術者試験、Linux(PLI Lv1等)やクラウドサービスの初級試験、それらの問題文に出てくるIT用語を理解できること
【本書が目指すゴール】
・非常に幅広い「システム運用設計」の全体像を体系的に把握する
・運用開始後を見据えた、運用設計時のポイントを理解する
・運用設計と維持運用管理について、上司やメンバーとディスカッションでき、改善点が見えてくるようになる
内容説明
本書では「システム運用」「運用設計」の全体像を捉えたうえで、構成要素ひとつひとつの設計内容を明示します。スケジューリング、バックアップ、バッチ運用、障害対応、セキュリティ保全、システム統制、ドキュメント管理等々、ITシステムのあらゆるオペレーションタスクを網羅し、豊富な図表を交えて体系的に整理しました。今日の企業にとってシステム運用設計は、業務設計とも不可分であり、ITシステムの価値実現プロセスをデザインする活動だと言えます。本書を通じて、運用設計と運用開始後を、切れ目なく連続させましょう。
目次
第1章 ITシステムの運用と設計
第2章 運用設計全体の流れ
第3章 設計前の考慮ポイント
第4章 全体運用
第5章 業務運用
第6章 インフラ運用
第7章 セキュリティ運用
第8章 統制運用
第9章 維持管理者の教育方法
第10章 運用のよくある課題と対応
著者等紹介
小出淳平[コイデジュンペイ]
2002年、野村総合研究所に入社。上流工程のシステム構想、要件定義から設計、構築、テストから維持管理まで幅広く担当。運用設計が不十分なままシステムの維持管理の経験をしたことがあり、上流工程からしっかりと維持管理を意識した運用設計をすることの大事さを経験している。オンプレの物理サーバ、VMwareでのシステム経験も、AWSやGCPを活用したシステム経験もあるため、オンプレとパブリッククラウドの運用ポイントの差を把握
平岡達也[ヒラオカタツヤ]
2008年、野村総合研究所に入社。金融業界のお客様向けのシステムの設計構築プロジェクト、維持管理運用に従事。「プラットフォームの設計/提供者の立場と利用者の立場」、「統制運用を実装する立場と監査される立場」など、経験を伴う様々な立場に対する知識を持ち、設計からオペレーション・障害対応までこなせることに強みを持つ。情報処理技術者試験やAWS、Google CloudなどIT系資格の取得を趣味とし多数取得
石川圭祐[イシカワケイスケ]
2009年、野村総合研究所に入社。基盤エンジニアとして要件定義から維持管理までの全工程を幅広く担当。製造業向けマルチクラウドのサービス運営を5年間担当し、その中でオンプレ・パブリッククラウド上でのシステム導入・運用改善を数多く実施したことで、教科書的な運用だけでなく現場の実運用も熟知
田中健介[タナカケンスケ]
2006年、野村総合研究所に入社。基盤エンジニアとして複数業界(金融、通信、運輸、など)のシステム基盤構築および維持管理に従事。上流工程から構築まで一通り担当したシステムを自分で維持管理するまで一貫して対応経験があり、設計段階で維持管理を意識してどのような検討をすれば良いのか、その結果維持管理フェーズでどういったメリット/デメリットがあるのかを実体験として語ることができる
西尾有平[ニシオユウヘイ]
2004年、野村総合研究所に入社。ネットワークエンジニアとしてデータセンターLAN、大規模WANの設計・構築・運用に従事。その後、パブリッククラウド関連のビジネス強化に携わった後、現在はインフラ全般を担当するシステムアーキテクトとして活動し、お客様のパブリッククラウドにおけるシステム設計・構築とプロジェクト運営を得意としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。