出版社内容情報
受験を控え塾に通う思春期娘と母は、仲良く話していたと思ったら次の瞬間突然バトル勃発がごく日常。文筆家・料理家の著者が、親子のリアルな日常と想いを「塾前ごはん/塾前じゃないごはん」のレシピとともに綴る。
内容説明
思春期娘と母。おいしいごはんが二人をつなぐ。ぶつかり合うのが当たり前。母娘のリアルな日常エッセイと、心をほぐすレシピ集。
目次
春 出会いとか、憂いとか、制服とか、スマホとか(思春期JC娘と母の小舟、荒波を行く!;卒業式、思春期の始まり、そしてスマホどうするよ問題 ほか)
夏 けんかの夏、夏期講習の夏(気がつけば、塩対応です子どもらは。親子旅は、行けるうちにね;産んでも仕事は続けられるのだろうか、問題 ほか)
秋 ときには、立ち止まって考える(思いやれる人、という付箋を拾った;両思いじゃない、一方的な“壁ドン”は性暴力、という話 ほか)
冬 鍋とか、家族とか、受験とか、卒業とか(気をつけろ、寄せ鍋とカオス鍋は紙一重;家族間“ジェネギャ”について考える ほか)
著者等紹介
馬田草織[バダサオリ]
文筆家・編集者・ポルトガル料理研究家。出版社で雑誌編集を経て独立。ポルトガルの食や文化に魅了され、現地の家庭からレストラン、ワイナリーなど幅広く取材している。ポルトガル料理とワインを楽しむ教室「ポルトガル食堂」を主宰。一児の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽけっとももんが
11
わたしは「ようこそポルトガル食堂へ」が大好きで、それはもう何度も繰り返し読んでいる。だからすごく身近に感じているのだ。その本で一枚、何を写したかわからないものがありTwitterで尋ねたらとても親切に教えてくださった。さて、その馬田氏のエッセイとレシピ。思春期で受験生という難しそうなお年頃のお嬢さんと食べるごはん。おいしそうだし、楽しそう。でも納豆巻きをお弁当とはまた大胆な、と思うのはわたしが納豆苦手だからか。隣の子が納豆巻きだったら泣きそうだ。2024/11/27
エトランジェ
3
暮らしの手帖で読んだ著者のエッセイが面白かったので、その後、SNSでフォローしたり、料理の記事を読んだりして、今回の本を手に取るに至った。丁度当時のJC娘さんとウチのが同い年だったこともあり、高校受験を見守る親として同じ時期を過ごした。キッチンドリンカーとしても共感することが多く、何かと彼女の書くものは読んでいて楽しい。今後も応援したい。2024/09/13
もっこす
0
図書館本。中学3年の娘さんの成長、日々の出来事を色々綴ったエッセイ+レシピ本。読んでて思春期の子どもを持つ親の大変さが何となくわかる気がした。と、ともに、高校時代に毎日お弁当を作ってくれた母への感謝の気持ちが湧いてきた。料理作るのって大変だし、思春期の子どもと接するのは親としてもしんどかっただろうな。色々考えさせられた。2025/05/02