内容説明
“ニューノーマル”な時代を禅の知恵でしなやかに生きる!現役の僧侶であり、公認心理師・臨床心理士でもある著者が日々実践できる“禅の教え”を説く。2016年2月刊行『禅に学ぶくらしの整え方』に新規内容を加え再構成。
目次
序章 くらしを整え、心身の安定を保つ
第1章 食は心と身体を整える(禅では、食事にしっかり向き合います;まずはキッチンを整えましょう ほか)
第2章 禅式そうじで住まいと心を磨く(そうじは「自分と向き合う」機会です;「とりあえず、やってみる」姿勢が大事 ほか)
第3章 禅の教えをくらしに取り入れる(心が整う禅語;お坊さんから学ぶ、自分との向き合い方 ほか)
第4章 「心とくらしが整う」お悩み相談室(料理の手抜きができず、自分がつらくなっている;夫婦ともに在宅ワークのため、家でリラックスできなくなった ほか)
著者等紹介
吉村昇洋[ヨシムラショウヨウ]
1977年3月広島県生まれ。曹洞宗八屋山普門寺副住職、公認心理師、臨床心理士、相愛大学非常勤講師。駒澤大学大学院修士課程修了(仏教学修士)。広島国際大学大学院専門職学位課程修了(臨床心理修士)。曹洞宗大本山永平寺にて2年2カ月間の修行生活を送り、現在は、精神科病院に勤務する傍ら、禅仏教や臨床心理学、精進料理、仏教マンガに関する講師、執筆活動も積極的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おれんじぺこ♪(15年生)
18
心のありかた、について書かれた本かとおもったけど、掃除の仕方(心構え)とかにもふれていて読んでいるだけで落ち着いた(笑)2022/04/03
スリカータ
17
永平寺が好きで、何度かお詣りしていた。知らなかったが、著者は永平寺で2年2ヶ月ほど修行していたとのこと。食事は壁に向かい、咀嚼している間は茶碗や箸を持たず、手を膝の上に置く。食事がマインドフルネスになる。忙しい、を口癖のように使い食事も慌しく済ませる日常に、たまにはこういう行為を入れても良いのではと思った。心が整いそう。掃除の知恵も紹介されていて、解りやすい本でした。2021/11/21
なななな
8
食器の選び方や、雑巾の絞り方など、話が現代的で実践的、エッセイ感覚でも読める良書だと思いました。2021/11/03
Go Extreme
2
くらしを整え、心身の安定を保つ 食は心と身体を整える: 食事にしっかり向き合います 調理しながら片づけてしまいましょう 鍋・調理道具の収納 野菜は皮やへたまで全部使い切ります 禅式そうじで住まいと心を磨く: そうじは「自分と向き合う」機会です 「とりあえず、やってみる」姿勢が大事 そうじの時間を決めてしまいましょう 禅の教えをくらしに取り入れる: 心が整う禅語 「とらわれ」を手放して、すっきりしましょう 片づけはまずその日にやることを決めてから 「心とくらしが整う」お悩み相談室2021/10/10
ブロッコリー
1
図書館。掃除について。掃除は修行ではないが、掃除は面倒くさいことだからこそ、我が出やすく、自分と向き合いやすい。面倒だから自分の弱さが露呈する。それは普段の仕事のやり方とか、人への接し方とかもっと言えば自分の生き方全体に関わってくる。面倒くさがらずにやってみると、心の持ち方が変化する。仏教には一切行苦…全ては苦である…という言葉がある。世の中は自分の思うようにならないから、自分が出過ぎてしまうとストレスが強くなる。自分を出さないために、素早くいいかげんではなく丁寧に掃除するねが大事。心の塵を払うのが掃除!2022/02/05