内容説明
勤務犬モリスと歩いた日々―。モリスは、小さい時から人が好きで、撫でられたり、かまってもらうことが大好きだった。無機質な病院という場所に、1頭の勤務犬が存在し、活動することによって、一つひとつのコミュニケーションの中に、やさしさが溢れるようになった。無言で下を向いていた陰うつな時間が、心地よい雰囲気に包まれた温かい時間へと変化していく…。聖マリアンナ医科大学病院の動物介在療法2代目勤務犬モリス。「二人の看護師ハンドラーが綴る癒しと奇跡の物語」
目次
プロローグ なぜ、私がハンドラーを目指したのか(竹田志津代)
第1章 2代目勤務犬モリス(竹田志津代)
第2章 ハンドラーになるために(大泉奈々)
第3章 人を愛してやまないモリス(大泉奈々)
第4章 モリスが教えてくれたこと(大泉奈々)
第5章 動物介在療法の苦悩(竹田志津代)
第6章 犬が活躍する大学病院(竹田志津代)
エピローグ モリスのハンドラーを経験して(大泉奈々)
著者等紹介
竹田志津代[タケダシヅヨ]
1980年三重県生まれ、鳥羽市の海沿いの小さな町で育つ。国立看護学校を卒業し、心臓移植に興味を持ち2001年循環器専門病院に就職。その後、ボランティアケアラー、花屋、保険会社などを経験後、結婚を機に看護師に復帰する。主人の関東への転勤に伴い2012年聖マリアンナ医科大学病院に入職し、画像診断センターおよび中央手術室にて従事。二人の出産育児後、手術室2代目勤務犬ハンドラーとして4年半従事。現在、中央手術・IVRセンターにて副師長として現職
大泉奈々[オオイズミナナ]
1986年大分県で生まれ福岡県行橋市で育つ。西南女学院大学保健福祉学部看護学科在学中に、看護学実習にて脳神経外科の患者と出会い、リハビリ看護に興味を持つようになる。2009年聖マリアンナ医科大学病院に入職。脳神経外科でリハビリ看護の奥深さを当時の医師、先輩看護師から学ぶ。その後腫瘍内科にて、がん看護や緩和ケアの経験を積みながら、2代目勤務犬ハンドラーとして4年半従事。現在、特別室病棟で副師長として現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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