内容説明
「SMAP」「嵐」をめぐる真相と決断。一途なる経営理念。年商1千億円。ジャニーズ帝国を築き上げた鉄の女の誰も書けなかった禁断の素顔。ノンフィクション。
目次
序章 誰も書けないその素顔
第1章 原点は「ウチの子」
第2章 SMAPの光と闇
第3章 嵐と血族
第4章 女帝メリーの本音
第5章 メリーとジャニーの決定的対立
第6章 てっぺん
著者等紹介
小菅宏[コスガヒロシ]
作家。東京都出身。立教大学卒(在学時シナリオ研究所終了)、集英社入社。週刊・月刊誌歴任後に独立(1990年)。講演多数。劇画原作者(天馬飛呂志)として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
75
ジャニーズを作り上げたメリー喜多川のドキュメントというので興味がわいて読んでみたが、期待ほどではなかった。週刊セブンティーンの編集もやっていたという著者が接したメリーさんを書いているだけで、幅広い取材に基づくようなものではない。メリーさんの人間性や芸能界の闇に斬り込んだわけでもなく、今までどこかで聞いていたような話が多い。メリーさんの真実に迫るものは、もう少し時間を置かないと難しいのだろうか。2022/08/28
ma-bo
70
雑誌編集者時代から関係のあった著者が、ジャニー喜多川さんの姉、メリー喜多川さんについてまとめたノンフィクション。著者の伝えたい趣旨からは外れているかもしれないが、人物を見る目が有ったジャニーさんと、経営的な手腕を発揮したメリーさんの両輪があったからこそのジャニーズ帝国が築き上げられたのだと改めて感じた。SMAPの解散や、晩年のジャニーさんとの関係等、まさに女帝(女傑)。ただ時系列があちこち飛んだり、著者の推察?思い込み?的な文章で読みにくいのが残念。2022/08/15
きみたけ
66
著者は、ジャニーさんメリーさんとは50数年前からのお付き合い、元集英社社員で週刊セブンティーン企画担当だった小菅宏氏。長い間仕事上でお付き合いをしてきた女帝・メリー喜多川の人物像を浮き彫りにした一冊。ロサンゼルスでの日系人への差別、再来日の生活の後ろめたさ、事務所開設時の侮蔑など苦労話が多い印象。2022年にジャニーズ事務所側が記載内容の一部に誤りがあると抗議しているいわく付きの書。また話の時系列が前後したり繰り返しが多いため少し分かりにくいのと、本人の思い込みや推定が多いのも気になりました。2022/10/18
ばんだねいっぺい
24
ウチの子のスケジュールを真っ黒にする情熱と手腕、強烈な上昇志向。まさに両輪。2023/09/25
おおきなかぶ
4
自分の懐を豊かにしてくれる人は「ウチの子」なんだね。支配欲が凄いわ。2023/02/12