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内容説明
石原裕次郎の二十三本のテープに遺された「人生の航海」という物語。人はどう生きてどこへ向かうのか。運命に導かれながら舵を切った―。
目次
第1章 あの夏の日の午後
第2章 運命の岐路
第3章 成功と失敗と挫折
第4章 世にいう「石原軍団」
第5章 時をいとおしむ
第6章 人生の意味
特別編集1 ビッグ兄弟対談―「あの夏の日の午後を語ろう」石原裕次郎VS石原慎太郎
特別編集2 寄稿―「弟の時代」石原慎太郎
著者等紹介
石原裕次郎[イシハラユウジロウ]
1934年、兵庫県神戸市生まれ。慶應義塾大学在学中、兄・石原慎太郎氏の原作、日活映画『太陽の季節』でデビュー。続く『狂った果実』で主役デビュー。たちまちのうちに日本中を裕ちゃんブームに。その後、独立プロを興し、名作『黒部の太陽』『栄光への5000キロ』を大ヒットさせる。また歌手としてもヒット曲を次々に出し、テレビでは『太陽にほえろ!』『西部警察』などでボスとしての存在感を演じ、世代を超えて多くのファンの心をつかんで離さなかった。「日本人が最も愛した男」として昭和から平成、そして令和へと語り継がれている最大のスターである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
33
裕次郎さんの肉声を宿す23本のカセットテープを、妻まき子さんが編集し活字にした自叙伝。「いつか時間を作って自分のことを書いてみたい」裕次郎さんの意志を尊重し、テープの公開を英断したまき子さん。幼少期の過失を“心の疵”として抱き花を手向け続けた人情味。「渡はウチの一員というより僕の血液だ」と言い切る素晴らしき人格、そして妻に捧げた不変の愛。俳優であり制作者でもあった裕次郎さんの論考も知れた。※2003年刊行『石原裕次郎口伝 我が人生の辞』を改題し大幅に再編集再構成している◆併せて読むなら石原慎太郎/著『弟』2020/03/02
choku_tn
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晩年、ペントハウスに載った兄弟対談が読める。懇意の編集者から「何か新年号のいい企画は…」と持ちかけられた石原愼太郎さんが、既に裕次郎さんの病を知っていたので餞のつもりで「じゃあ弟と対談するか」と提案。何も知らない先方は驚喜してキャピトル東急の大きな部屋を取り、金屏風まで設えたという(詳しくは石原愼太郎『わが人生の時の会話』(幻冬舎文庫))。 裕次郎さんは兄の監督、脚本で自らが主演する映画の構想を語り、愼太郎さんも調子を合わせて「こんなプロットかな」等と語った。 2022/05/10