出版社内容情報
バーの店主・田村は店を営む傍ら、弁護士の山本が持ってくる危ない仕事も請け負っていた。
ある日、店に黒いドレスを着た女がやってきた。
朝吹冽子と名乗るその女は、バーで雇ってほしいと言う。
一方、田村は山本から、庄司という男を国外に逃がしてほしいと頼まれるが……。
男は、自分を試したくなる時がある──グラスに映る男の汗。
その一瞬の輝きを見つめる女。
情念と哀感が心奥に響く、北方謙三伝説の傑作。
(解説・小梛治宣)
内容説明
バーの店主・田村は店を営む傍ら、弁護士の山本が持ってくる危ない仕事も請け負っていた。ある日、店に黒いドレスを着た女がやってきた。朝吹冽子と名乗るその女は、バーで雇ってほしいと言う。一方、田村は山本から、庄司という男を国外に逃がしてほしいと頼まれるが…。男は、自分を試したくなる時がある―グラスに映る男の汗。その一瞬の輝きを見つめる女。情念と哀感が心奥に響く、北方謙三伝説の傑作。
著者等紹介
北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年、佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞受賞。85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞長編部門、91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞を受賞。2004年『楊家将』で吉川英治文学賞、05年『水滸伝』全19巻で司馬遼太郎賞、07年『独り群せず』で舟橋聖一文学賞、10年に日本ミステリー文学大賞、11年『楊令伝』全15巻で毎日出版文化賞特別賞を受賞。13年紫綬褒章を受章。16年菊池寛賞を受賞。20年旭日小綬章を授章。24年毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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