- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > TV映画タレント・ミュージシャン
- > 芸能界
内容説明
多くの謎を残したまま猟銃自殺した田宮二郎―。沈黙の幸子夫人が歳月を経て初めて明かす「修羅の真実」。
目次
第1章 未亡人の告白
第2章 不穏の始まり
第3章 崩落の足音
第4章 予兆の時代
第5章 M資産と愛人
第6章 1978・12・28
第7章 再生
特別収録 水辺の太地喜和子
著者等紹介
石田伸也[イシダシンヤ]
1961年(昭和36年)10月1日、熊本県牛深市(現・天草市)生まれ。日本ジャーナリスト専門学院出身。86年よりライター活動を始め、「週刊アサヒ芸能」を中心に、主に芸能ノンフィクションを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
71
田宮二郎さんの死は、とても衝撃でした。散弾銃の引き鉄を足で引いてと、報道された内容は、現実感を全く感じることができず、ドラマのシーンのように感じました。死語、田宮さんの奇行が報じられ、俳優という職業の過酷さを感じました。この著書も栄光よりも死直前の奇行ばかりが書かれているように感じます。「白い巨塔」は映画もテレビも見ています。テレビでは「白い影」の方が強く印象に残っています。それよりもタイムショックの司会者としての姿が一番強い。2023/03/15
Isamash
27
芸能ノンフィクションライター石田伸也氏の2018年発行著書。TV白い巨塔はリアルタイムで見ていて、教授目指すギラギラした姿と病魔に犯された二面を見せ田宮二郎の演技迫真的でスゲーと子供ながら感心していた。その彼が重症の躁鬱病であったとは。演技ではなくリアルで重症だっとは少々ショック。ただ自殺の原因が病気と分かって納得できた部分も大。白い巨塔でハマリ役というか田宮の愛人役太地貴和子も印象大。実生活でも二人は出来ていると思っていた。特別収録の、恋仲だったという三国連太郎と別れて10年後の対談が凄い。正直な三国。2023/08/19
みなみ
26
当時田宮二郎の自殺は借金苦だと思っていましたが、それだけではなかった。こんなに苦しんでいたのかと胸が痛みました。「白い巨塔」映画版・ドラマ版とも傑作だと思います。ずっと前に再放送見た時に、のめり込んでいく様は狂気とも思った覚えがあります。2019/03/14
スプリント
19
冒頭から破滅を感じさせます。 世間の評判に振り回されてしまった名優の一人ですね。2019/10/28
駄目男
16
昭和53年12月28 日、田宮の自殺は暮れも差し迫った日本列島を震撼させた大事件だった。それもヘミングウェイのように猟銃自殺というから衝撃的だ。何も知らない私としては、ハリウッド進出を図っていたが、上手くいかず、それを苦に死を選んだような記事を読んだことしか記憶にない。 然しまた何故、田宮ほどの役者が自殺すれば、その衝撃は計りしれないものがあると、承知しながら、それでも死なずにいられなかったのか。永田社長に「お前はまだ三流役者だ」と罵られた田宮の評価だが、 2019/11/22