妻と僕 - 寓話と化す我らの死

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妻と僕 - 寓話と化す我らの死

  • 西部邁
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青志社(2018/07発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865900668
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

owlsoul

9
保守思想家、西部邁。老いて家族に迷惑をかける前に自死すべき、という持論を展開し、妻の死後それを有言実行した彼が、病床の妻に寄り添い看取るまでの期間に書き残した精神の記録。そこには、死にゆく妻の苦しみをぬぐえない思想には何の価値もないと記されている。元々は偶然に出会った赤の他人である妻。血縁ではなく相互の意志でのみ成り立つ家族関係。その継続は非常に困難であるが、上手くいけば代替不可能な実存的支柱となる。多様性の時代において西部の言説はあまりにも保守的だ。しかし、時代遅れと捨て置くには、あまりにも腑に落ちる。2024/12/31

station to station

2
大病を患い余命幾ばくもない妻を前にして、著者は生と死、女と男、孤独と社交などについて思索を巡らせる。その妻に対する想いは、「愛妻家」などという俗っぽい言葉では決して表現できない、自分の体半分が失われるような強烈な緊張感に満ちている。ある時には切迫した、またある時には軽妙な夫婦のエピソードからはある種の孤独感が漂うが、そこに過度の感傷はない。(少なくとも意識の上で)「アウトサイダー」としてしか生きることができない二人の悲哀と、またそう生きなければならないという二人の覚悟がそうした感傷を許さないのだろう。2019/10/28

jackbdc

0
大病で余命宣告を受けた奥様の傍らで著者が奥様に関わる思いを綴ったもの。私は筆者とほとんど共通点はないのだが 家族に対する思いなどについては共感できる部分が少なくなかった。筆者と奥様の結びつきは殊更強かった。世間が面白がった筆者の話のネタ元はお茶の間の日常的な会話であったというくだりからは、仕事面においても奥様の貢献が大きいものであり、夫婦が一体となっていた様子がわかる。筆者は奥様を失うことを「自分の心身の少なくとも半分が崩落する」と言い表す。その辛さから逃げず向き合い本まで書き上げてしまう強さに敬服する。2021/02/13

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