内容説明
「所得倍増」と「列島改造」を持って経済大国日本を牽引した2人のドン。「権謀術数」渦巻く政局で2人の天才はどのようにして「時代」を手に入れたのか。はたして敵か味方か―。
目次
第1章 青雲の志
第2章 邂逅
第3章 豪腕と野望
第4章 跳梁跋扈
第5章 城取り
第6章 角栄の「権謀術数」
第7章 田中角栄、池田勇人、かく戦えり
著者等紹介
栗原直樹[クリハラナオキ]
昭和50年東京都生まれ。中央大学経済学部国際経済学科卒業。元衆議院議員公設第一秘書。秘書時代は主として地元選挙区を担当し、会合出席、集会の動員、旅行の見送りなどに奔走。知事選等の地方選にも従事した。平成28年1月、今太閤の無名時代を追った「田中角栄の青春」(青志社刊)を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あきこ
0
本書は面白いといえば面白いのだけど、なんんとなく政治の流れの表面を少しすくってみた、という感じ。どこが戦いの確信であったのか、世の中の様子はどのようだったのか、もっと掘り下げてあれば読み応えを感じられたように思う。ちょっと残念だったかな。2016/08/10
REGALO
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田中角栄。なんとなく知っていたが、ロッキード事件で逮捕されたくらい。見聞きした政治家が沢山登場し、人間味のある面を垣間見れ面白い。政治の世界は不祥事や暴言が起こる度に注目されるが、成功例はあまり脚光を浴びない。本書にある角栄の実行力と決断量は今日の日本を築き上げた言っても過言ではないと思わされた。総理就任以前はあんなに成功を勝ち取ったのに、闇の部分の印象が強くあるのはとても残念だ。政治の世界は本当に足の引っ張り合いで、大変そう。総理になってからの話ももっとあると良かった。2022/01/07