内容説明
女医への差別があった明治の時代。愛媛県内子町から13歳で単身上京し、東京女医学校(現・東京女子医大)を卒業。母校で医師として活躍しながら女性の地位向上や、また後に村医として地域医療に貢献した才女の至高の魂と、はかなき命の物語―。
著者等紹介
若倉雅登[ワカクラマサト]
井上眼科病院(御茶ノ水)名誉院長。1949年東京生。北里大学大学院博士課程修了。グラスゴー大学シニア研究員、北里大学助教授を経て、2002年井上眼科病院院長。2012年から現職。この間、東京大学、慶應義塾大学非常勤講師、北里大学客員教授、日本神経眼科学会理事長、日本眼科学会評議員などを兼任。神経眼科、心療眼科を専門に週の前半は診療、週の後半は主に一般向けコラム執筆、著作、講演、TV出演、ボランティア活動(NPO法人目と心の健康相談室副理事長)などに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆい
5
お世話になってる先生の著書!一作目の高津川 は、日本初の女性眼科医についての本でした。今回は19歳で医師免許をとった女医さんのお話。医師としての活躍、というよりも医師生活が太く短く終わる様子がなんとも残酷で、うわー衛生状態がいい時代に生まれてよかった、とか、激務はやっぱり寿命を短くするなあ、とかいろいろ考えつつ読了。読みやすくて、身近な話でとてもためになりました。2016/03/29
Kyouji Karino
0
井上眼科名誉院長の小説第2弾だそうで、手に取ってみました。…実在の女医さんの生涯は、まさに波乱万丈ですが小説としては、ちょっと物足りないかな。2016/07/06