ある異常体験者の偏見 (増補版)

個数:

ある異常体験者の偏見 (増補版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月23日 01時18分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865814354
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本人の常識が戦争実体験で鋭く問い直される!

昭和17年(1942年)、21歳で入営。野砲少尉としてフィリピン戦線で闘い、捕虜となった戦争体験をもつ著者。フィリピン・ルソン島で終戦を迎えるまでの日々は凄惨を極め、かつ復員後もマラリアや結核の再発に苦しめられ29歳まで就職すらできなかった「死にぞこない」と自称。

1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』で脚光をあびた後、1974年、文藝春秋より『ある異常体験者の偏見』(絶版)を上梓。自らの体験にもとづき日本軍の特異な問題をあぶりだし、衝撃をもって読まれたものを、さらに補強し「増補版」として、ここに出版!

内容説明

戦場での凄惨を極めた体験!日本人を戦争にひきずり込んだ「戦争指向の精神構造」をあぶりだす!これが日本を破滅させたのだと山本七平が言う「軍人的断言法」など、異常体験から繰り広げられる日本社会の問題点を追究!

目次

ある異常体験者の偏見
軍隊語で語る平和論
中国兵は強かった
アントニーの詐術
悪魔の論理
聖トマスの不信
アパリの地獄船
鉄梯子と自動小銃
マッカーサーの戦争観
洗脳された日本原住民
横井さんと戦後神話
一億人の偏見
“付”新井宝雄
増補版 特別原稿(ある下級将校の復員体験;ジャングルを出る―横井庄一さんのことをきいて)

著者等紹介

山本七平[ヤマモトシチヘイ]
1921年、東京都に生まれる。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。以後、「日本人論」で社会に大きな影響を与えてきた。その日本文化と社会を分析する独自の論考は「山本学」と称される。評論家。山本書店店主。1991年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紙狸

22
2024年8月、つまり最近刊行された増補版。1974年の雑誌寄稿をもとに88年に一度文庫になっていた。形の上では、文化大革命を支持するジャーナリストへの反論の形をとる。山本七平は自身の戦争体験をふまえて、人間についても国家についても、現実的なアプローチをとる重要性を訴える。日本が戦争に突き進んだ当時の精神論の構造を分析して、戦後もこの精神構造は克服されていないと指摘する。山本は徴兵され、フィリピンで戦った経験を持つ。もっとも痛切な体験は、この本ではなくて、76年の『一下級士官の見た帝国陸軍』に詳しい。2024/08/12

からんころん

7
自分は現実や物事をフィルターなしに観る事ができているのか、自分自身に問いかける意識をどんなときも心のどこかに忘れずに持っていることが大切なんだと思います、。その意識を意識することを繰り返して行くこと。その中で冷静に世間と折り合いをつけてゆくこと。人は流されやすく、騙されやすく、都合によっては、自分をも都合よく騙してしまえる哀しい生き物だけど、よりよくこころよく生きていきたいものです。2025/04/19

ナハナハ

2
増補部分を目当てに購入。復員が正月とは意外だったが、その後の人も街も荒廃している様子は予想通りだった。また、横井さんや内村鑑三に関しての勇気の話は納得させられるものがあった。結局、惰性で生きている人が多くいるだろうし、自分もその1人なのだ。それをやめて行動をすることは確かに勇気が必要だ。命懸けであればなおさら。言葉を現実と信じれば人生が空白になるというのは深いなあ。現実を正しくみることはかなり難しそうだ。2024/12/30

Go Extreme

2
ある異常体験者の偏見 軍隊語で語る平和論 中国兵は強かった アントニーの詐術 悪魔の論理 聖トマスの不信 アパリの地獄船 鉄梯子と自動小銃 マッカーサーの戦争観 洗脳された日本原住民 横井さんと戦後神話 一億人の偏見 ある下級将校の復員体験: アメリカ製品を全部捨てよ これが四等国民ということか 収容所的秩序に対応する術 日本全体が収容所なんだな 要心だ、どこまでも要心だ ジャングルを出る―横井庄一さんのことをきいて2024/10/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22057591
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品