出版社内容情報
ないないづくしのしぶとい生きざま!
海の底にぼってりと横たわるナマコ。馴染みはあるけれど、あれが何かと聞かれれば、「……何だろう?」となってしまう人も多いのではないだろうか。
本書では、そんな謎多きナマコを物語+解説のかたちで徹底解剖。ナマコには目も耳も心臓も脳もないが、海の底でひっそりと、りっぱに生きている。ナマコの摩訶不思議な生きざまは、いままでの私たちの考え方を超えた視点を示してくれる。せわしない現代人に贈りたい科学読み物。
★カラー口絵8ページ!本文64ページカラー!
内容説明
脳も、目も、耳も、鼻も、心臓もない!内臓を吐き出しても、皮膚を溶かしても、体が2つにちぎれても問題なし!ないないづくしのしぶとい生きざま!
目次
海底へ
アルマータ姉さんとの出会い
ナマコたちの共感
海の底のおそうじやさん
脳ないない
マナコ、5億年の歴史
海の生き物の小さなクッキーとマリンスノー
おだやかなものにも毒がある
アルマータ姉さん、まっぷたつ
ナマコたちのダンスパーティー:真っ暗闇の世界へ
ふわふわ泳ぐユメナマコ
宇宙のような深海
南国の海へ
クロナマコのお化粧
冬眠ならぬ夏眠
赤色の美しいアカミシキリ
ニセクロナマコのねばねば攻撃
シカクナマコの護身術
ジャノメナマコもねばねば攻撃
ナマコは快適物件
ウミヘビのようなオオイカリナマコ
コッペパンのようなハネジナマコ
人間の争いとナマコの危機
バイカナマコ、花ざかり
流れ藻にのって
地上へ
著者等紹介
一橋和義[イチハシカズヨシ]
1972年、鳥取県米子市に生まれる。神戸大学大学院修了。東京大学医学部附属病院臨床研究ガバナンス部助教。URAとして臨床研究に関する支援業務に従事している。学生の頃からマナコの生理・生態の研究に没頭し、現在はナマコの音受容の研究等に取り組む。その他にも音楽療法やサイエンスコミュニケーション、心理学など幅広い領域で研究やアウトリーチ活動を行っている。マナコの生態を歌にした「なまこも~ど」をYouTubeなどで公開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハイちん
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