出版社内容情報
日本語の深さ、おもしろさがぎっしり!
『いつも日本語で悩んでいます』につづき、朝日新聞朝刊に連載中の「ことばサプリ」が一冊に。日常語・新語・難語から言い回し・使い方まで、第一線の校閲記者たちが掘り下げ、繰り広げる日本語との格闘!ことばの最前線から、ことばの核心に迫る!
[収録項目]・「濡れ衣」は香の名?・「師匠をしくじる」とは?・「大人しい」のルーツ・ずっと「アマエビ」と思っていた……
内容説明
日常語・新語・難語から気になる言い回し・使い方まで、プロも難渋!朝日新聞好評連載中の「ことばサプリ」待望の書籍化!
目次
1 ことばは生き物。変身もする、盛衰もある(「にくい」と「づらい」の使われ方;「れる・られる」、やめられない? ほか)
2 ことばの最前線!新語が生まれるとき(なぜ「自分ごと」が生まれたか;カミ・オニで強調 ほか)
3 知るたのしみ、使うたのしみ…語彙力で心豊かになる(「濡れ衣」は香の名?;「師匠をしくじる」とは? ほか)
4 ことばは物語をもっている。歴史の断面が語られる(新・広辞苑のツボ―画期的な変化;新・広辞苑のツボ―時代感覚も反映 ほか)
5 語感、言い回し、使い方…日本語はおもしろい(「右」と「左」、どちらが優位?;人間の目を助ける「タカの目」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
53
【『いつも日本語で悩んでいます』の続編】2020年刊。朝日新聞朝刊の「ことばの広場」と「ことばサプリ」の連載記事を書籍化。日々ことばと格闘している校閲員による、「『終息』と『収束』の使い分け」や「緩やかな『日本』の読み方」など、ことばに関する疑問に答える書。「ことばは生き物。~変身する、盛衰もある」「ことばの最前線!~新語が生まれるとき」「知るたのしみ、使うたのしみ……~語彙力で心豊かになる」「ことばは物語をもっている。~歴史の断面が語られる」「語感、言い回し、使い方……~日本語はおもしろい」の5章。⇒2024/06/29
rueshё
53
2020年44冊目。●「にくい」と「づらい」の使われ方 ●「普通においしい」はどんな味? ●「価値観」が「価値感」に? ●「大丈夫です」の真意 ●新たな「そうなんですね」が広まる ●「戦術」と「戦略」の使い分け ●「虹」はなぜ「虫」に「工」? ●カミ・オニで強調 ●野球も電池も「バッテリー」 ●「蕎麦」、なぜ「そば」? ●「December」が12月になるまで ●湖・沼・池はどう違う? ●新・広辞苑のツボ――画期的な変化 ●「御三家」って? ●「スピリッツ」の長い旅 ●「檀那」と「ドナー」のつながり2020/11/16
マエダ
50
本書は朝日新聞朝刊のことばの広場、ことばサプリに掲載されたものを書籍化したもの。「かわいいかよ」など普通に知らなかった。2024/03/25
けんとまん1007
47
1年ぶりの再読。改めて、言葉の変化に左右されない視点を持ちたいと思う。2024/07/09
けんとまん1007
42
日々、変わりうる言葉のあれこれ。一つ一つのテーマが、読んでいて、とても楽しい。時代の変化が、こんな風に言葉となって取り込まれたり、意味が変わってきたり。もちろん、消え去った言葉も数えきれないと思う。自分自身でも、結構、変わってきているだろうと思う。好む言葉やフレーズがあると思う。ただ一つ、変えてはいけないこと。言葉へのこだわり・・年々、そのこだわりは強くなっていると思う。一つの言葉で、伝わるものが随分違う。2023/07/27